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フット・イン・ザ・ドア・テクニック(foot in the door technique)

フット・イン・ザ・ドア・テクニックとは簡単な要求を始めにすることで、本命の要求を通しやすくする段階的に要求のレベルを上げる方法です。

フット・イン・ザ・ドア・テクニックには人間が一度決めた行動や発言、信念などを貫き通したい(一貫性のある人間に見られたい)という「一貫性の原理」が大きく関わっています。

これは恋愛にも活用することができます。

例えばいきなり「デートしない?」と誘うより、お互い共通の好きな作家がいるとして、「その本借りてもいいかな?」と相手に頼み、今度は「借りた本がとても面白かったから、ぜひ感想を言いたい」と言います。

その後「もし空いてる日があればどこかカフェにでも行って感想を話してもいい?」と聞けばいきなりデートに誘うより自然な流れでデートに誘うことができます。

このようにフット・イン・ザ・ドア・テクニックは小さな要求を重ね、最終的に大きな要求を飲み込んでもらうことを可能にします。