Rakuten Europe Head of commerce
中桐 将博さん/Masahiro Nakagiri
プロフィール
中桐 将博(なかぎり まさひろ)
Masahiro Nakagiri
Rakuten Europe Head of commerce
MBA取得校
IESE Business School
職歴概要
双日株式会社
会計・ファイナンス・M&A支援
経営管理(南米の事業会社への出向)
楽天株式会社
社長戦略室(CEIO)
グループ戦略の立案
Equis Fund Group
アジア拠点のインフラファンド(主に再生エネルギー)
MBAを取るきっかけ
海外留学をする機会が学生時代になかったこと、および南米の事業会社出向で経営に関与した経験から、グローバルに通用する経営学をトップスクールで学びたいと思ったため。
MBAを取ってよかったこと
その後のキャリアの幅が広がったことが一番良かったことだと考えています。
現在の仕事にしかり、アジア最大のインフラファンドで働かせてもらったこともMBAがあったからこそ舞い込んできた機会であり、キャリアの自由度が大幅に上がりました。
現在のお仕事について
現在はスペインのバルセロナにある日系企業の子会社に籍を置き、スポーツビジネスの新規開発やスポーツの利用したマーケティング・ブランディングに携わっています。
スポーツ・エンターテインメントの業界はコロナ禍において現在難しい局面にありますが、ファンファーストの新しいアイディアが次々と具現化される成長産業であり、世界中のスポーツエンタメファンの心を動かせるような仕事を今後もできればと邁進しております。
今後の目標について
現在は仕事以外にも副業や趣味など、昔のサラリーマン的な考え方と違って色々な形での人生を充実させる方法が可能となっている時代に入っていると考えています。
更に新型コロナの時代を経てオフィスに行く必要もなくなってきており、国境を超えた働き方が可能となり、働くという概念自体が大幅な変革期を迎えています。
その変革の中で、自分が我を忘れて熱中できるような仕事(スポーツビジネスやファイナンス)のプロフェッショナルとして活躍していきたいというのも大事だと感じていますが、それと同じくらいに、仕事以外の時間、今熱中している趣味や、家族との時間、この3つのバランスを保ちつづけることが人生の中で大きな価値があるということを今感じています。
あまり、明確な長期キャリアプランは持てないタイプなので、今後もこのバランスを保っていけるような最適解を探し続けていければと思っています。
MBA取得者で転職やキャリアに迷われている方へ
MBAがないと投資銀行に行けない、戦略コンサルに行けない、起業できないというわけではなく、MBAを取得しないと達成できないようなマイルストーンは年々少なくなっていると思います。
しかしながら、例えば今まで海外経験がない中で、今後海外で働いてみたいと思っている人にとってはMBAというのはロジカルな選択肢だと思いますし、MBAそのものを楽しむ・交流関係を人生経験として積みたいという人にもお勧めです。
私自身もその後のためというよりも2年間をフルに楽しむことを念頭にMBAに行ってみて、選択に後悔はなかったため、非常に良かったと振り返っています。
特に今現状、海外の会社で元々趣味としていて関わっていたスポーツにビジネスとして関われているのはMBAがなかったら恐らく手に入らなかった機会だと思いますし、もともと私がMBA前に描いていたキャリアプランとは国も職種も全くもって違っています。
そう言った意味で、自分の新しい世界の発見にチャレンジにするという意味で私は海外のMBAをお勧めさせていただきたいと思います。