エニィクルー株式会社 共同創業者・COO
田村 直哉さん/Naoya Tamura
プロフィール
MBA取得校
Rady School of Management, UC San Diego
職歴概要
Yahoo!Japan
主にヤフーオークション、ヤフーショッピングなどのEコマース事業に関する市場調査・分析業務や、新規事業・新規サービスの企画業務に従事。
Zendessk
ビジネススクール在学中のインターンという形で、Zendeskの日本市場向けのマーケティング、特にオンラインでのマーケティング活動を支援。
App Annie
App Annieの日本市場向けマーケティング責任者として、予算策定からベンダーと連携しての施策実行まで含め、マーケティング活動全般を統括。
MBAを取るきっかけ
もともと留学に興味があって色々と調べている中で海外のビジネススクール卒業生の執筆した本などを読む機会があり、アメリカのビジネススクールに漠然とした憧れをもちました。
なぜMBAなのかという問いに対して、当時は色々な理由をつけてもっともらしく説明しようとしていましたが、今思えば別にMBAである合理的な理由はなく、漠然とした憧れが一番の理由だったような気がします。
MBAを取ってよかったこと
MBAのプログラムでは広範なビジネス上の課題を解決するためのアプローチや知識を体系的に学ぶことができたので、扱ったことがないようなビジネス上の課題に直面した時にも、どういうアプローチがありそうか、どういうスキルが必要そうかという見当がつけやすくなったと感じます。
会社を設立してからは幅広い課題への対処が求められるので、MBAで学んだことが役に立っていると感じます。
あとは学校でのプログラムだけでなく、在学中のインターンなどを通して、日本以外の企業とビジネスをしていくための素地を多少なりつくることができたのはよかったと思っています。
おかげで、今も海外の会社の日本進出を手伝ったりできています。
現在のお仕事について
2017年にエニィクルー株式会社という会社を共同創業者として設立して、個人で働く人と活用したい企業を支援するためのサービスを開発しています。
参考:Anycrew
同時に、フリーランス的な働き方で、主にBtoBマーケティングの支援なども行っています。
MBA在学中に学生をしながら、インターン、Webサイトの運営、学校でのTeaching Assistantのバイトなど複業的な働き方をしていたことが、今の働き方の原点になっていると思います。
今後の目標について
最終ゴールのようなものはないですが、残されたキャリア人生の中で、自分の仕事だと誇れるものを1つでも多く世の中に残したいと考えています。
まずは、今開発しているサービスを通してできるだけ多くの人に価値を提供するというのが当面の目標です。
MBA取得者で転職やキャリアに迷われている方へ
(アドバイスなどできるような立場ではないですが...)MBAを取得したような方であればいろいろな会社から需要もあると思いますので、従来のように1社だけで働くのも良いと思いますが、パラレルキャリア的な働き方を取り入れていくこともありなのかなと思います。
MBA在学中に色々やってみた結果、自分の方向性を一つに絞れなくなったという人は副業で本業と違う仕事をしてみると良いかもしれません。
また、大企業からの派遣でMBAをとったけど、会社に戻ったら学んだことを活かせる場所がなくて燻っているという話もたまにお聞きするので、そういう方が副業で活路を見出すというのもいいのではと考えています。