ヒヨウラ・ラボ 創業者&代表
寺田 裕一さん/Yuichi Terada

プロフィール
MBA取得校
慶應ビジネススクール(KBS) EMBA
職歴概要
ANA 全日本空輸株式会社(1990〜2004)
adidas Japan (2004~2006)
COACH Japan (2006~2010)
Amazon Japan (2011~2013)
GROUPON Japan (2013~2015)
MetLife Japan (2015~2017)
Publicis Sapient Japan (2018~2020)
Hiyoura-Lab (2019~)
Airbuy Inc. (2019~)
PDIE Purpose Driven Innovation Ecosystem (2020~)
Sweet Onion Consulting (2021~)
MBAを取るきっかけ
帰国子女だったので友人たちは20代にMBAを取得していたので、以前からMBAを取得したいと考えていたが若い頃は仕事と遊びで忙しくて(笑)チャンスを逃していたのでKBS(Keio Business School)の週末に開催している組織マネージメントの集中コースなどを受講していました。
そんなある日、KBSから日本でもEMBA(Executive MBA)のプログラムを開設すると案内を貰い、一念発起して受験して大学時代に通い慣れた日吉に再び通うことになりました。
MBAを取ってよかったこと
一番良かったことは同じ志を持った「生涯の友」に出会えたことです。
EMBAプログラムは職務経歴が15年以上あることが受験条件となっています。
そのため、クラスメートは全員管理職で経営者、役員も何人もいました。
実際に企業経営、組織運営を行っているメンバーなので、ケーススタディーをする中でもそれぞれの会社や業界であればどうかというリアルなケースとの比較検証ができました。
また、それぞれが決裁者として判断を迫られてきたことをベースに議論をするので、時には非常に生々しい話も飛び出しましたが、その分、質の高い学びに繋がりました。
修了して何年も経ちますが、誰にも会わない週がないほど毎週誰かと会って経営や新規ビジネス、組織運営の難しさなどを議論し合い、刺激しあっています。
何よりも嬉しいのは、皆がそれぞれにキャリアアップ、ライフシフトを遂げており、Visionaryとして成長していることです。
また、私はヨーロッパのビジネススクールのトップ10にランクするイタリア、ミラノのSDA Bocconiに留学することができたので、二つのビジネススクールのベンチマークができたこと、そして、そこで海外ネットワークを構築できたこともとても価値がありました。
SDA Bocconiにはヨーロッパだけではなく、インド、中国、ロシア、ブラジル、中南米などからも多くの学生が集まっていたので、国ごとの歴史や文化、宗教などの文化基底による価値観や思考の違いなども学びました。
SDGsをはじめ、今日の社会的課題は一つの国だけでは解決できないものが多く、「競争」から「共創」の時代に変化していると認識しています。
そのため、多種多様な価値観を持った集団・グループ・組織の合意形成が極めて重要なので、ダイバーシティに富んだ集団であっても「目的」を共有することで必ず方向性を一致させることができることも学べたのはとても大きな収穫でした。
現在のお仕事について
日系企業で14年間、その後、グローバル企業で15年間様々な業界でマーケティングや新規事業開拓を中心に行った後、EMBAで学んだことをベースに2019年にヒヨウラ・ラボを起業しました。
Visionは「日本の未来を切り拓く」、そしてそのためにMissionは「日本人、日本企業が国際社会で活躍できるように支援する」こととしています。
具体的な仕事は、マネージメント・DX・マーケティングコンサル、そしてビジネスマッチングです。
最近は、日本が世界の中で遅れをとっている原因がDXへの取り組みの遅れとの認識から、DXコンサルの仕事が増えていますが、DXから始まり最終的には経営コンサルに繋がるような仕事を通じて企業、社会の発展に貢献したいです。
その傍で、海外ブランドを日本で開業するためのコンサル、MITスローンのスタートアップ、Sustainabilityの文脈でInnovationを起こすためのエコシステムの構築などの事業を手がけています。
若いスタートアップや起業家のメンター・コーチも最近始めました。
いずれもキーワードは「共創 Co-Creation」で、より良い社会作りを目指して仕事をしていきます。
今後の目標について
これまでの30年間は「自分の成長」がテーマでしたが、これからの30年間はその経験とネットワークを活かして、「人・組織・コミュニティー・社会作り」がテーマです。
そのために「共創 Co-Creation」をキーワードに様々な分野・フィールドで人と人、人とビジネス、ビジネスとビジネスを繋げていきながらより良い社会作りに貢献したいと考えています。
MBA取得者で転職やキャリアに迷われている方へ
日本人のMBAホルダー向けにお互いのビジネススキルや経験を活かしながら新規ビジネスを開発できるようなビジネスを検討しています。
ご興味のある方はいつでもご連絡ください。