売り手の交渉力とは、市場分析における「5つの力」のフレームの1つで、企業にとって、素材や部品の供給業者との力関係のことです。

売り手側の製品やサービスが差別化されたものであったり、買い手のスイッチングコストが高いものである場合、売り手側は買い手側に対して高い価格設定を押し付けやすくなります。

これを売り手の交渉力が強い状態といい、この場合、業界としての魅力度は減少してしまいます。

強い交渉力を持つ売り手としては、パソコン業界におけるインテルや、デザイン界でのAdobeが挙げられます。