クルノー競争(Cournot competition)
クルノー競争とは寡占市場における企業の戦略モデルで、1838年にフランス人のアントワーヌ・クルノーが提唱しました。
これは寡占市場において、ライバル企業が生産量を変えないと仮定し、自社の生産量を決定するという考え方です。
例えば、ライバル企業が今月と同じ分商品を生産すると仮定し、自社は商品の生産量を減らし価格をあげることによって利潤化を図ろうとします。
しかし実はライバル企業も同じことを考えていたため想像以上に価格が跳ね上がり、市場には不均衡が生じます。そこから調整を繰り返し、生産量と価格は均衡点に近づきます。
また寡占市場における競争戦略のモデルは、他にベルトラン競争も知られています。