MBA単語集

HOME > MBA単語集 > 経営戦略 > 川下統合(forward integration)

川下統合(forward integration)

川下統合とは、垂直統合の1つの形態で、市場の管理能力や販売力を強化することを目的に、自社の事業領域にとっての販売側(=川下)に向かって統合を進めていくことです。

自動車や楽器の製造メーカーが販売店を吸収したり、流通業者が小売店舗を運営したりという形がその一例です。

川下統合には、販売経路の管理を強化できる、顧客の情報をいち早くキャッチし製品の差別化が可能になる、といったメリットがありますが、そうした進出先において、自らの顧客と競合関係になってしまうという可能性もあります。