業界内の競合企業((intensity of) rivalry among existing firms)
業界内の競合とは、市場分析における「5つの力」のフレームの1つで、市場における企業間の競争状況のことを指します。
通常、寡占状態の市場では競争は緩やかなものになりますが、同規模の企業が多く存在する、供給過剰になりがち、撤退することが難しいといった状況の市場では競争が激しくなります。
これは特に、設備への固定費の投資が多く、さらにそうした設備を他の事業に転用できないような装置型産業で発生しやすい構図です。
こうした業界では、カルテルによって各企業が守られるか、合併・買収によって生き残りを模索することが多くなります。”