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ナレッジ経営(Knowledge management)

「ナレッジ」は英語で”知識や知能”という意味をもっています。

ナレッジ経営とは、企業(個人)が持っている独自の知識を共有し応用しながら、新たな知識を創造し活用して経営していくことです。

新たな知識の創造、活用を促進させるには企業の知識を認識し、活用する適切な場や環境を整えていくことが重要になります。

この場合での「場」というのは物理的な場のみではなく、コミュニケーションをとり情報を共有したりといった機会や空間、それに費やす時間などといったものも含まれます。

そのような場を会社が組織として公式に提供したり、コミュニティーとして自発的に形成されたりします。

ナレッジ経営をおこない企業の知識を活用して成長していくためには、企業(個人)の持つ、表現しにくい技能やノウハウといった知識を、形として表現できるものへと転換し、共有していくことが重要になります。

つまり、企業(個々人)の持っている知識を、会社の知的資本として活用し競争力のある企業へと成長させるためには、その知識たちを共有できる整備された場(マーケット)が必要になるということなのです。

ナレッジ経営の鍵となる場、「ナレッジマーケット」の形態は大きく分けて2つあります。

1つ目は知識の作り手(売り手)と知識を求める人(買い手)の間で、知識の共有をを促す形態です。

例えばQ&Aサイトなどもそういった形に含まれます。

そしてもう一つが組織内の人材の移動を図り知識の共有を促す形態です。

例えば社内公募などといった形が含まれます。