LOC(ローカス・オブ・コントロール)とは「統制の所在」とも呼ばれており、あらゆる行動や評価の原因を自己（内）または他者（外）のどこに求めるのかを分類する考え方です。

具体的には「自己解決型」「他者依存型」の二つに分類されるものです。

「自己解決型」は良くも悪くも、原因は自分にあるとするもので、「他者依存型」は逆に良くも悪くも原因は外部の環境にあるとするものです。

コーチングをする際の「場」の提供を決定する際に、このLOC(ローカス・オブ・コントロール)を活用することで、より適切な「場」を提供することが可能になります。

「自己解決型」タイプの人は自己責任の感覚が高い人ほど、外部からのコーチングを柔軟に取り入れることが難しい傾向にあります。

そのためこれらのタイプの人たちが予想外の困難などに直面し、地震が揺れ動きつつときにコーチングする「場」を提供するとより高い効果が得られます。

一方、「他者依存型」対応の人は自己責任お感覚が薄いのであまりコーチングをしても大きな効果が期待できない傾向にあります。

そのためこれらのタイプの人たちが他者からの支援や援助が期待できないと感じ、自己責任を感じざるを得ないときにコーチングする「場」を提供することで、より高い効果が得られます。