定量データ(quantitative data)
定量データとは、数値で表された計算、集計、分析可能なデータを表します。
「下期の部門売上が昨年対比で120%増加している」「自社製品が市場シェアの50%を超えた」「行動目標が15%ビハインドしている」のように状況を具体的な数値で明示することで、定性データと比べると分析がしやすく客観性が高くなります。
多くの会社では、KPI(Key Performance Indicator:主要業績指標)を定め、その目標値に対して週次、月次、四半期ごとの定量データに基づいて差異を分析してPDCAをまわしています。
なお、狭義の意味では、定量データは「比例尺度あるいは間隔尺度で測定されたデータ」と定義されています。
比例尺度とは、単位の間隔が等しく、かつ絶対的な原点(ゼロ)を持つ尺度で、長さや重さなどが該当します。
間隔尺度とは、単に優劣の関係(順序)ではなく、優劣の差に量的な意味を持つもので、典型的には偏差値がこれに当たります。”