RPA(Robotic Process Automation)
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション、Robotic Process Automation)とは機械学習、人工知能などを利用して事務作業のようなホワイトカラー業務の効率化・自動化の仕組みです。
RPAを利用するメリットについては以下のようなものがあります。
業務自動化範囲の拡大
伝統的な自動化取り組み(例えばERPシステム)でカバーしきれなかった業務が自動化され、業務の効率・品質・コストが改善される。
リソースの効率的な再配置
業務部門のスタッフが業務オペレーションから解放され、業務の改善やイノベーション等に取り組む時間が増える。一方IT部門のスタッフはコアなITシステム、ITサービスに集中できる。
業務ソーシングの変化
RPAの出現によって、過去BPO業者にアウトソーシングされていた業務がソフトウェアロボットで自動化できる可能性が増えている。企業にとってアウトソーシングされた業務を引き続きBPO業者に委託するか、RPAを導入し内製化するかを再考する必要性が出てくる。
一方BPO業者は中国やインド等の低賃金リソースを利用してビジネスを展開してきたが、RPAの積極的な取り入れ等ビジネスモデルの転換が求められている。
今後は機械学習・人工知能等のRPAを構成する要素技術の発達により、ホワイトカラー業務の効率化・自動化が進むと予想されます。
定型作業については人間の介在無しにRPAにより業務が完結できるようになり、さらに人間の判断が必要とされる非定型作業の自動化も実現される可能性も出てきました。
利用例
自社でRPAの導入を行うことで事務作業の効率化と省人化に取り組んでみよう。