規模型事業(scale business)
規模型事業とは、規模の拡大によって市場での優位を得られる事業のことを指します。
ここに当てはまる事業では、競合との間の競争要因(「アドバンテージ・マトリクス」における「戦略要因」のこと)が規模・シェアの大小しか存在しないため、「規模が大きな企業(シェアの高い製品)ほど高収益が得られ、市場での優位性を確立しやすい」という明確な傾向が見られます。
素材産業や自動車産業など、製品の差別化要因が少なく、規模の大小が開発・生産・マーケティング等に影響を及ぼしやすいものがこのタイプに該当する事業形態です。