自己認知(Self-awareness)
自己認知とは、自分自身の価値観や、長所・短所を把握することです。
能力開発や仕事の選択に当たっては、自分自身が大切に感じる価値観や、自分自身の強み・弱みを的確に把握することが重要です。
他人からの評価と自分自身の評価にズレが生じると、どうしても他責になりがちになってしまい、正しく能力開発ができません。
ただ、自分自身を正しく知ることは意外と難しく、心理テストや面談などの方法を通して正しい自己認知を促すケースも多く、近年の新しい流れとして、自己認知を促す方法を研修に組み入れ、より高いレベルの能力開発を行う企業が増加しています。
強みは「より強く伸ばすべきもの」として強く動機づけを行い、弱みは「普段から気をつけて対応すべきもの」として、日常の行動改善につなげます。
「自己認知」という言葉は、哲学や臨床心理学でも幅広く用いられる用語ですが、ここでは組織行動学、人材マネジメントの要素にフォーカスしています。