2021.9.8 2021.9.8
転職すべきタイミングとは?年齢別・目的別の意識すべきポイント
202 PV
普段の生活の中で、ふと将来のことを考えるタイミングはありませんか?
人生において切っても切り離せない仕事も、転職すべきタイミングが年代や目的によって大きく異なります。
今回は転職すべきタイミングについて年齢別・目的別の意識すべきポイントをご紹介いたします。
目次
【転職のタイミング】年齢別
年齢別の転職タイミングについて見ていきましょう。
新卒~20代
20代、特に20代前半の場合は、第二新卒向けの案件が豊富で、未経験の業種・職種でも採用されるというケースも珍しくありません。
そのため、元々の業種・職種からのキャリアチェンジを希望する場合においては、20代、特に前半は転職のベストタイミングといえるでしょう。
一方で、専門的な経験・スキルを必要とする求人においては、勤務年数や経験・知識等の観点で採用要件自体を満たせない場合もあり、現職にとどまって経験・スキルを磨いた方がよいという判断もありえます。
30代
30代の転職では、ある程度専門分野での経験年数があることや社会人としても基礎的な部分が養われていることから、即戦力を求められる場合が多いです。
20代の転職と比較すると、ポテンシャル採用、いわゆる第二新卒向けの求人は減少しますが、経験・スキル値を採用条件として設定している求人については、その条件を満たせる可能性が上がる為、30代の転職成功者は多くなります。
ただ、30代だからといって未経験の業種・職種への転職が難しいとは言い切れず、30代であっても、これまでの経験・スキルを生かせる領域であれば、未経験の業種・職種への挑戦も十分に可能といえます。
しかし、未経験の業種・職種では現状の年収と比べて下がる可能性が高いため、特に家族がいる場合には事前に相談しておくことがおすすめです。
今後のキャリアも見据えて、自分の経験・スキルをどう磨いていくのか、そのためにどのような転職をするべきかを考えるべきタイミングと言えるでしょう。
40代~
40、50代の転職では、高い専門性を見込んだ採用となるため、マネージャー・管理職としての採用が多く、求人数自体は少なくなってしまうと考えられます。
自分の強みとなる専門的な経験・スキルが何であるかをきちんと整理したうえで、その強みと合致する求人と出会うことが大切となります。
20代、30代に比べると求人数は減少するものの、40・50代で未経験の業種・職種に挑戦した人も少なくありません。
その際には、今と同じ職種で未経験の業種に挑戦したという方が多いです。
40・50代であれば、定年までの働き方を意識する方も少なくないかと思います。
これまでの経験・スキルを生かして、どのようなことに挑戦したいか、改めて考えてみるべきタイミングかもしれません。
【転職のタイミング】目的別
目的別の転職タイミングについて見ていきましょう。
同業界でのキャリアアップを目指す
企業によっては、ジョブローテーション制度やプロジェクト単位での業務推進などの影響で、特定の職種・領域における専門性を高めることが難しい場合があります。
多様な経験を積めるというメリットはあるものの、高い専門性を身に付けキャリアアップを図りたいという理由で、異動の前のタイミングやプロジェクトが終了したタイミングなどでの転職を考える人もいます。
このような場合、仮に専門性としては高くないとしても、さまざまな領域の経験・スキルを身に付けている方も多いので、どの経験・スキルが評価されるのかを把握しておくと、スムーズに転職を進められることがあります。
未経験の業界へのキャリアチェンジ
「今の仕事を本当に続けていきたいのか」、「自分の理想のキャリアプランに合った職種はどんなものか」など悩んだとき、未経験の業界へのキャリアチェンジは新しい発見が期待できます。
そしてこの目的におけるベストタイミングは、やはり20代。
とりわけ、就職してから数年間の社会人経験がある第二新卒は、年齢も若く基本的なビジネスマナーが備わっているため、成長性や柔軟性があり、企業からのニーズも高い傾向にあるため、よりよいタイミングといえるでしょう。
未経験採用となると、指導するための時間や労力が必要となる為、多くの企業は、吸収力が比較的高い若い世代を優先して採用します。
未経験業界や職種でまだ生かせる経験やスキルが少なくても、ポテンシャルを重視して採用する企業は多いため、20代で転職するのであれば社会人としての基礎があること、新しいことも吸収しやすい第二新卒が転職のチャンスといえるかもしれません。
環境の変化に合わせたタイミング
会社の方針などによって、勤務地や職場の変更を余儀なくされることは少なくありません。
そのようなタイミングで、自分の人生プランと、望む働き方や環境に気が付いて、転職を考える人もいます。
勤務地、職場といった物理的な環境の変化をはじめ、結婚、出産、育児などといった節目に、改めて自分の仕事について考え直す人も多いのではないでしょうか。
このような場合の転職では、ベストタイミングというよりも、各自のリミット(例えば、転勤の時期、結婚、出産の時期など)に合わせることになるでしょう。
物理的に遠い場所へ転職ということになったとしても、メールや電話などでヘッドハンター・企業と連絡を取りつつ、合うタイミングで選考を受けるといった転職活動も可能です。
求人数の増えるタイミングとは
求人数が増える時期とは2~3月、8~9月と言われています。
多くの企業では、4月が年度の変わるタイミングとなっており、通期・半期で区切りのよい4月、10月に合わせて、大幅な人事異動が行われる企業が多いです。
その影響で、1年で見ると、2~3月、8~9月に多くの求人が出ることになります。この時期には比較的条件が良い求人が出ていることや、求人数が多いことで自動的に転職成功率が高くなるという考え方もできます。
また、働き始めたい時期から転職活動にかかる時間(大体の場合2-3ヵ月)を逆算して、転職活動をスタートするというのも、転職活動をスタートさせるタイミングとしては良いといえるでしょう。
ただ、転職のタイミングを考えるうえで、求人数が増える時期を過剰に意識する必要はありません。
中途採用においては入社時期が人によって異なるのが一般的で、求人の有無も該当するポジションに空きが出た場合など、企業の状況によって変動します。
そのため、全体の求人数が多い時期が、自分の希望条件を満たす求人が多い時期とは限らないので、必ず満足した転職ができるとも言い切れないのです。
転職活動においては、職務経歴書の作成などの準備をし、すぐに動き出せる状態を整えたうえで、常に求人情報をチェックしておき、自分の希望条件を満たす求人に応募することが重要です。
転職の準備を始めるべきタイミング
求人に応募し、面接を受け始めるという本格的な転職活動を始める前のタイミングでも、自分自身が今まで何をしてきたのかという経験、保持スキルを棚卸して、整理することで、転職の準備が進められます。
少なくとも3ヶ月から半年前くらいから準備を行っておくことがおすすめです。
また、経験やスキルは客観的に見てどのように評価されるかを分析するのも、転職活動に役立ちます。
自分の経験・スキルの評価を把握するには、転職支援のプロであるヘッドハンターに相談することや、企業からの求人案内を受け取ることも有効です。
RECOMMEND
-
2021.2.12
名古屋商科大学ビジネススクール(NUCB)の授業内容や評判、卒業生の進路先とは
-
2020.6.6
MBA(ビジネススクール)の留学生が採用されるまでのフローと選考ポイント
-
2020.6.6
役員・取締役・執行役員の違いと業務の役割とは?
-
2020.5.27
外国人採用で気をつけたいポイントとは?【メリット・手続きなどを解説】
-
2021.2.14
HEC Parisの授業内容や評判、卒業生の進路先とは
-
2019.4.1
MBA ( 経営学修士 ) は 起業 、ベンチャー 経営 に役立つのか
-
2020.5.26
転職回数は何回まで?転職回数が少ない方が良いのは本当か
-
2021.3.20
マネジメントとは?マネジメントに必要なスキルとともに解説