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2021.10.25 2022.5.9

MBA4X(MBA for Executives)の授業内容や評判、卒業生の進路先とは

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MBA4X(MBA for Executives)の授業内容や評判、卒業生の進路先とは

ヨーロッパで有名なMBAプログラムといえば様々なビジネススクールがありますが、近年新しくスタートしたMBA4X(MBA for Executives)が注目されています。

今回はMBA4Xの特徴、授業内容や評判、卒業生の進路先についてご紹介いたします。

MBA4X(MBA for Executives)とは

MBA4Xとは欧州トップクラスのビジネススクールである、スペインのバルセロナに拠点を置くエサデビジネススクール(Financial Times グローバルMBAランキング2021 20位)とフィンランドのヘルシンキに拠点を置くアールト大学ビジネススクール(Financial Times エグゼクティブMBAランキング2021 93位)の共同による、エグゼクティブ向けのMBAプログラムです。

2018年に始まったばかりのプログラムですが、注目を集めています。

ちなみに日本人は1人だけでした。

MBA4Xの特徴とは

MBA4Xの特徴とは

MBA4Xの特徴について見ていきましょう。

エグゼクティブ向け

プログラム名の通りエグゼクティブ向けのプログラムのため、上のポジションを目指していくマネージャーから経営に直接携わっているCレベルまでのマネジメント経験者たちが集まります。

平均年齢39歳と高めですが、Apple、Ericson、ABB、VISAなど超有名グローバル企業の第一線で働く人たちや自ら会社を立ち上げた経営者などから生のマネジメント体験談が共有されます。

国籍もビジネスの拠点としている国もばらばらで、欧州、北米、アジア、アフリカなど約15ヵ国から参加するため、他国のビジネス事情にも触れることができる点も特徴です。

インテンシブコース

働きながら参加することが前提のため、フルタイムMBAとは違い、約1年半で8回(1回1週間)集まって授業を行うインテンシブコースです。

授業の開催場所、開催回数は、シンガポール(アールトシンガポール校所在地)3回、スペインバルセロナ2回、スペインマドリード(エサデマドリード校所在地)1回、フィンランドヘルシンキ1回、ベトナムホーチミン1回と、様々な地域で授業と企業訪問が行われます。

数か月に1度集まることになり、授業と授業の間は課題提出と次の授業の予習の期間になります。

全21コースを短期間で修了することになるため、課題と予習の量はかなり多く、働きながらこなすのは大変ですが、参加者で授業後に交流を持ち、課題予習期間中も連絡を取り合いながらお互いサポートして乗り越えていきます。

教師陣もエサデやアールトの教師だけでなく、他大学や他のビジネススクールの教師が教鞭を取ることもあり、短期間ですが凝縮された内容です。

ケーススタディ

授業は座学と企業訪問、ケーススタディを中心としたグループワークで構成されます。

NOKIAやKONEなど欧州を代表する企業のケーススタディから、日本の楽天、中国やベトナムの事例まで幅広く取り扱います。

事例の元になった企業を授業に招待して、グループの意見に対してコメントをもらったり、企業に集客のための提案をする場を設けるなど、通常のケーススタディとは一線を画す内容です。

ビジネスプロジェクト

卒業試験として、2~3人のグループによるビジネスプロジェクトの発表が最後の授業で行われます。

発表の場にはエサデがコネクションを持つ投資家が集まり、その投資家が各プロジェクトに点数をつけます。

高い評価を得たプロジェクトには発表後に実際に投資家から声がかかる可能性もあるため、起業や新規事業を行いたい方にとって魅力的であると言えるでしょう。

ビジネスプロジェクトの案を持っている人は、まず自分のグループに入ってくれるように他のメンバーの勧誘から始め、発表までの間授業で学んだことを活かしてプロジェクトを組み立てていきます。

授業の集大成という位置付けになり、経営戦略、ファイナンス、人材戦略、成長戦略などすべてを盛り込んだものを時間内に発表するので、実際のシードラウンドの資金調達と同じ経験ができます。

入試について

入試について

エグゼクティブMBAという性質上から、通常のフルタイムMBAで要求される英語能力テストとGMATは要求されません。

ただし、応募条件がいくつかあります。

応募先はエサデ、アールトどちらでも大丈夫ですが、Application Feeとして150ユーロが必要です。

応募条件について

応募条件について見ていきましょう。

就業経験

10年以上の就業経験かつ、現在の職がマネジメント職であることが求められます。

英語力

非ネイティブの場合、英語を使用して仕事をしていることが求められます。

英語能力テストの試験結果を保持している場合は提出することも可能です。

GMATや英語能力テストに比べるとかなりハードルが低いように思われますが、その分これまでの実績を重視しているため、会社を退職済みであったり、管理職経験がなかったりすると条件が満たせないと見なされてしまいます。

出願について

働きながらのプログラムのため、通常の出願書類以外に会社に用意してもらわなければいけない書類もいくつか提出する必要があります。

推薦状

ビジネススクールが用意した既定の書式に推薦人に記載してもらうことになります。

推薦状の中にはいくつかの質問が記載されており、その質問に答えていく形で推薦状が作成されます。

出願者の強みや弱みは何か、管理能力を発揮した具体例など、実務においてどういう能力があるかなどを聞く質問です。

また、出願者の能力の評価表もついており、推薦人に評価してもらいましょう。

推薦人は一人でかまいませんが、所属している会社の上司からが望ましいとされています。

会社からの承諾書

インテンシブコースのため、定期的に一定期間休暇を取る必要が出てきますので、会社がそのための休暇取得を承認していることの証明のために提出します。

海外渡航のための移動日もあるので、1回につき10日程度(土日含む)が必要な日数です。

インタビューについて

書類審査が通ったら、ついに最終関門のインタビューです。

スペインやフィンランド在住であれば対面でのインタビューが可能ですが、多くの出願者が海外からの参加なのでオンラインでも行われます。

提出書類にエッセイがない分、このインタビューでかなり深くMBA後のビジョンについても聞かれます。

質問例は以下の通りです。

  1. 英語は仕事でどのように利用する機会があるか?
  2. 授業でどういった貢献ができるか?
  3. なぜMBAなのか、MBA取得後のビジョンは?
  4. 現在勤めている会社でどのような役職で、何人の部下を持ち、どのようなマネジメントをしているか?
  5. どのように仕事とMBAプログラムを両立させるか?」

また、英語能力テストが要求されない分、このインタビューの受け答えで英語能力も測られます。

学費について

学費について

2018年ベースで59,000ユーロ、およそ780万円になります。

これに加えてインテンシブコース期間の渡航費、滞在費が必要になります。

Early Birdとして、出願が早いと割引の対象になり、割引が適用されると50,150~54,575ユーロになります。

奨学金制度

4つの奨学金があり、それぞれエッセイ形式で書類の提出が必要になります。

The Talent Scholarship

これまで積み上げてきたキャリア、大学での成績、リーダーとしての能力が素晴らしい人、もしくは将来のポテンシャルが高い人が対象です。

The Women in Business Scholarship

女性がビジネスで活躍できるようにサポートすることを目的とした奨学金です。

The Entrepreneurship & Innovation Scholarship

将来起業することを目的としている人向けの奨学金で、具体的な計画がある人が対象です。

その計画をエッセイ内に盛り込まなければなりません。

The Geographical Diversity Scholarship

各コース開催地までの距離が遠い人のためのサポートとしての奨学金です。

開催地の4か所すべてから遠い人が対象となります。

学資ローン

エサデ側が学資ローンを用意しており、スペインバルセロナの銀行から学資ローンでお金を借りることができます。

ただし、スペインでのローンには面倒な手続きも多く、スペイン国内でないとできない手続きもあるため、スペイン訪問の際に手続きのために余分に滞在しないといけなくなります。

また金利も決して安くはありません。

MBA4Xの評判について

MBA4Xの評判について

MBA4Xは2018年に始まったばかりのプログラムで、2020年に1期生が卒業しました。

エサデ、アールトともに日本人にはなじみがない学校名かもしれませんが、両校のMBAはFinancial TimesやEconomistのMBAランキングに入るなど、ヨーロッパのトップビジネススクールと言えます。

エサデはイノベーションや起業に力を入れていて、デザインシンキングやイノベーションの授業は特に定評があります。

Esade BANというヨーロッパのエンジェルとのネットワークも立ち上げていて、ヨーロッパの投資家とのつながりも強いです。

それに対してアールトはリーダーシップ、Organizationの授業といった感じで両校のいいところを合わせたものがMBA4Xとなっています。

授業内容について

授業内容

基本的には座学スタイルで始まり、その中に多くのグループワークが組み込まれています。

参加者は20名ほどで、座学とは言っても日本の大学の授業とは異なり、皆授業を遮って積極的に質問をして、その質問が議論に派生することも多々あります。

各個人が予習をしてきていること前提で話が進み、エグゼクティブ向けのため、通常のMBAの導入部分の座学で習うような基礎的な知識は知っているものとして授業は進んでいくことが特徴です。

足りない知識があれば個々人での学習が必要と言えるでしょう。

成績は授業内の発言数や内容、授業前の課題と授業後の課題で判断されます。

企業訪問も授業に組み込まれていて、大企業からスタートアップまで様々な業種の現場を見ることができます。

授業前の課題としてケースの予習、指定された本や文章を読んでくること、レポート式の課題があります。

授業3週間前に課題が出され、レポートは授業開始前に提出しなければなりません。

授業後の課題はレポート式のものですが、次の授業前課題と期間が重なるため、要領よくこなしていく必要があります。

また、毎日の授業後には、大学が他の学生との交流のためのイベントを開いたり、有志で飲みに行くことも多いです。

参加は自由で、毎回参加する人もいれば、最後のビジネスプロジェクトの準備などのために参加を辞退する人もいます。

卒業生の進路

経営者の方はさらに企業を成長させる事を目的としている事が多く、それ以外は転職する人、昇進する人、起業する人に分かれます。

社費で来ている人は、会社に戻り昇進する事が目的と言えるでしょう。

卒業を待たずに昇進している人も何人かいます。

転職する人は前の会社よりもいいポジションでの転職が多く見受けられました。

卒業試験のビジネスプロジェクトを元に起業に挑戦する人もいます。

※2期生開始後、新型コロナウイルスが世界で猛威を振るっている影響で、2021年現在3期生以降は中止となっています。

ただし、エサデ、アールトともに独自にエグゼクティブ向けのMBAプログラムを持っており、それらは現在も出願可能です。

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