2020.9.28 2020.9.30
オンライン面談・Web面接で気を付けておくべきポイントとは
384 PV
新型コロナウイルスの影響を受けて、世界中が従前のものと変わった2020年。
この状況で新卒採用や中途採用は以前のようにオフラインでの対面面接が減って、SkypeやZoom等といったオンライン形式に移行している企業も多くなっています。
今回はオンライン面談・Web面接で気を付けておくべきポイントについてご紹介いたします。
目次
オンライン面談・Web面接とは
最近では大人数が集まるセミナーや説明会など対面を避ける形でオンラインを主軸とした形式となり、現在は多くの企業でWebセミナー、Web面接が行われているのは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
元々Web面接は、地方や海外など遠隔地に在住していながらも、SkypeやZoom等といったビデオ通話アプリケーションを使って、企業と候補者のマッチングの為に行われる面接方法です。
企業にとっては、遠隔地の優秀な人材とのマッチング機会が増え、採用の間口拡大が期待できるほか、採用担当者の時間的負担の軽減と、採用スケジュールの短縮にもつながることから、ここ数年で実施する企業がかなり増えました。
候補者にとっても面接に行く時間とコストを減らすことができますし、企業にとっても経費削減に繋がるためメリットが大きい面接スタイルです。
コロナウイルス蔓延前から多くの企業で取り入れられてきた形式ではあるものの、慣れないうちは想像するよりも意外と多くの失敗をしてしまうケースが多く聞かれます。
対面(オフライン)の面接との違いとは
対面の面接とWeb面接ではどのような点が異なるのでしょうか。
結論からいえば、どちらの形式でも面接の内容や選考基準等の本質的な部分に違いはありません。
採用担当者も同じ質問内容、同じチェックポイント等を元に面接をしており、形式による違いを面接結果に落とし込むことはほとんどないと思います。
ただ、対面での面接とオンライン面談・Web面接では形式が異なることもあって事前に知っておいた方が良いこともあります。
対面の面接よりも時間が短くなりやすい
弊社経由で転職のオンライン面接を受けている方の話を伺うと、対面の面接よりも時間が短くなりやすい傾向があります。
対面の面接では概ね1時間前後くらいの場合が多いですが、オンラインの場合では30分程度の面接時間の企業も見受けられます。
長いから良い、短いから悪いというわけではなく、オンラインの方が相手の表情やボディランゲージなどが読み取りにくいこともあって、会話が端的なポイントをベースに勧められやすいことが理由として考えられます。
これはオンライン面接だけではなくオンライン会議でも同様の傾向があり、世間話などの時間が少なくなって議論のポイントを端的に進めるということがあるのではないでしょうか。
面接がうまく行ったかどうか感触が得にくい
こちらも弊社経由で転職のオンライン面接を受けている方の話を伺った際によくあるのが、面接がうまく行ったかどうか感触がわかりにくいということです。
対面の場合は相手の顔や雰囲気などで感触がわかりやすいことも多いのですが、オンラインでは得られる情報が対面よりも少ないこともありうまく行ったかどうか掴みにくいと考えられます。
時間が短くて面接の感触が掴みにくいと失敗したと話される方もいますが、それでも面接に合格していることも多いため途中で自信を無くさないで最後まで諦めないことが重要です。
オンライン面談・Web面接での気を付けておくべきポイント
ここからはオンライン面談・Web面接での気を付けておくべきポイントについて見ていきましょう。
インターネット動作環境、充電、アプリダウンロードの事前準備
Web面接を行う際、当たり前ですがその動作環境を整える必要があります。
インターネット環境さえあればどこでも受けられますが、周囲の雑音や余計な情報の映り込みをできるだけシャットアウトし、安定した接続環境を確保しなければなりません。
カフェなど第三者の出入りがある場所は避けた方が安心です。
普段はあまり気にならないかもしれませんが、カフェは混んでいれば他の方の声が入ってしまう可能性もありますし、以外とBGMの音が大きくて相手が聞き取りにくい場合もあります。
また、使用機器の充電に余裕があるか、そもそも使用するアプリケーションの準備が整っているか(ダウンロード、ログイン等)の確認も忘れずに行っておきましょう。
こうしたWeb面接を円滑に進める形式的な準備も、一つ一つが細かく少々面倒と思われる方もいるかもしれませんが、満足のいく面接を進めるには非常に重要なポイントです。
ネット環境やアプリケーションの準備をしっかりと行っておき、面接の開始時刻より5分くらい前には接続しておき余裕を持って望むことが理想です。
途中で相手が理解しているかを確認しながら行うのがベター
機器や環境を万全に整えた上でも、やはりオンライン上でのコミュニケーションとオフラインでは若干の違いが生じ、微妙な空気を生み出す原因になってしまうこともあります。
Web面接では、何らかの事情でお互いの声が聞こえないケースはよく起こります。
自分が使っている機器の音声を最大にしたり、いつもより大きめの声で話したり等の努力を心がけても聞こえにくい場合は、「聞こえにくいのですが、もう一度おっしゃっていただけますでしょうか」と直接伝えてしまうのがお互いにとって良いでしょう。
どうしてもお互い空気を読んで「聞こえなかった」という言葉を言うのをためらってしまいがちになりますが、オンラインでのコミュニケーションは何が原因か判断するのか難しい場合がしばしば。
もし相手のリアクションや脈絡で不安を感じたら、それとなく相手の認識を確かめる一言などを入れてもよいでしょう。
やや大きめの声でゆっくりと話す
Webでのコミュニケーションは、対面での面接とは雰囲気がやや異なるというのも重要なポイントです。
そもそもコミュニケーションは話している内容以外にも、その人の表情、ジェスチャー、言葉の抑揚・強弱など他要素(=非言語コミュニケーション)も加わって、相手に伝わります。
対面だと、その場の空気やなんとなく感じられる雰囲気等をお互いが感じ取り、それによってスムーズにコミュニケーションが進む場合が多いですが、Web面接を経験すると、日頃どれだけ非言語的コミュニケーションに助けられていたかを痛感することになります。
Web上でのコミュニケーションは、画面越しでタイムラグも加わり、表情一つ、またリアクション自体も上手く相手に伝わらない場合があります。
伝えたいリアクションは普段よりも少しオーバー気味に、また予めタイムラグを考えてゆっくり話す&返答するというような気配りも非常に重要になってきます。
また、普段よりも少し高めの声を出すことを意識すると、画面越しで若干暗く見えてしまうといった状況でも明るい印象を付けることができるでしょう。
対面、Web面接が得意な人
元々対面コミュニケーションがしっかりとできる方は、おおむねオンラインでも問題ありません。
話しの内容が論理的で非言語的コミュニケーションも適切に取り入れながら、面接官の質問に的確に応えることができれば、面接の形式にとらわれずに良い結果を残すことができるでしょう。
しかし、先に述べたとおり、意外と大きな違いが生じる対面形式とWeb形式。
どんどん数をこなしていく中で、自分の中で得意不得意を見つけることができるかもしれません。
ここでは、それぞれの形式において、自分の良さを生かせるのはどのようなタイプなのか、思い当たる特徴を挙げてみました。
対面面接が得意な人
- 表情、ジェスチャー、言葉の抑揚・強弱など他要素(=非言語要素)を表現することが得意
- 相手に親しみやすさ等の感覚情報を与えることができる
- 普段から雑談(間をつなぐ、ただ楽しむことを重視した会話)が得意で、短時間で人と仲良くなることができる
Web面接が得意な人
- 言語による意思伝達が得意。自身の思考プロセスを論理的に伝えることができる
- 直接的に言いたいことをはっきりと言える
- 目的重視のコミュニケーションを好み、グループディスカッションなどでは、要点を押さえた発言はするものの、必要以上には話さない
- 意図が明確な質問に対して、スムーズな会話が成立する
もちろん両方を得意にしておいた方が良いですので、どちらかが苦手という方は面接でなくても良いので知人と話す際に意識をするなどしておくことで苦手意識が減るかもしれません。
弊社にご相談いただけましたらエージェントが練習や対応をさせていただきます。
オンラインでも自信を持つことが大事
採用の判断基準が変わらないとはいえ、対面と違った独特な雰囲気の中で上手く自分の意思を伝える必要があるWeb面接は今後ますます主流になっていくでしょう。
得意不得意はあるかと思いますが、いかに限られた時間の中で自分という商品をプレゼンテーションできるかですので、出来る準備は事前にしっかりとしておきましょう。
オンラインでも自己分析や会社分析を元に自信を持って望めば良い結界に繋がると思いますので、気になる企業や業界があれば積極的にチャレンジしてみましょう。
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