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2021.9.23 2021.9.24

コロナ禍における転職市場の動向、また対策とは

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コロナ禍における転職市場の動向、また対策とは

新型コロナウイルスが人々の日常になってから、早1年が過ぎました。

ウイルスは世界経済に大きな影響を与え、転職市場における影響も決して小さなものではありませんでした。

情報の偏在や一部の報道による不安、不要な萎縮を回避する為、今起きていることの実態を考察していこうと思います。

今回はコロナ禍における転職市場の動向、対策についてご紹介いたします。

コロナ禍で市場はどう変わったか?

コロナ禍の市場を分析する前に、コロナ前はどのような傾向にあったのでしょうか。

前提として、コロナ禍以前から、構造的な人材不足や、サービス経済化・デジタルトランスフォーメーション化の進展により、経営戦略・採用戦略には質的転換が起きていました。

特に2020年は本来であれば東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されていたためその経済効果が高く見込まれており、2020年の夏ごろまでこの傾向は続くと予想されていました。

よって、候補者側も採用企業側も増加傾向であり、転職市場は盛り上がりっている最中だったといえます。

コロナの影響により、採用活動を縮小したり、休止を検討したりする企業も一部存在していますが、大きな流れとしては、この盛り上がりはベースとして残っているということは前提にしておきましょう。

日本ではここ数年雇用情勢は安定している傾向にあり、新卒の就職市場は売り手市場、転職市場においてもやはり売り手市場の様相を示していました。

しかし、この状況は新型コロナウイルスの脅威が明らかになる前の2019年末ごろまでは誰も予測していなかったため、2020年に入ってから転職しようと考えていた方にとっては思いもよらぬ厳しい状況に直面することになりました。

新型コロナウイルスが転職市場に与えた影響

新型コロナウイルスが転職市場に与えた影響

新型コロナウイルスが転職市場に与えた影響について具体的に見ていきましょう。

有効求人倍率は45年ぶりの大幅低下

2021年1月29日に厚生労働省から発表された、2020年平均の有効求人倍率は1.18倍で、前年と比べると0.42ポイント低下する結果となりました。

これは、コロナ蔓延の影響による企業の業績悪化が大きく関係しています。

飲食業、観光業を中心に解雇や雇い止めが相次いだ影響で、求職者が6.9%増加し、企業の求人数が21.0%減少したためです。

ちなみに、この大幅な低下は、1975年のオイルショック(0.59ポイントの低下)以来45年ぶりとなりました。

IT関連企業を中心にオンライン面接による採用の加速化

エン・ジャパン株式会社がユーザー企業に行った「オンライン面接に関するアンケート」の結果によると、新型コロナウイルス感染拡大を受けてオンライン面接を実施した企業が43%でした。

導入理由に「新型コロナウイルスの感染防止」をあげる企業が9割以上であり、導入企業の7割は「導入に満足」であることから、今後もオンライン面接による採用が加速していくのではないかと予想されます。

参考:エン・ジャパン オンライン面接に関するアンケート

経験者採用ニーズの上昇

コロナ禍で先行きが不透明な状態であることから、「将来的に自社にとって有益な人材になってくれるだろう」という期待値で業種・職種未経験者を採用する企業は減少傾向にあります。

コロナ禍が収束に向かい、新たな様式に適応した経済活動が再開した時、機動的な人的資本が維持されているかどうかが試されているともいえるため、企業は即戦力として戦ってくれるであろう経験者への採用ニーズを高めています。

コロナ禍における転職活動を成功させるポイントとは

コロナ禍における転職活動を成功させるポイントとは

コロナ禍における転職活動を成功させるポイントとはどのようなものがあるのでしょうか。

業界での判断ではなく、個別企業の判断を見るべき

周知のとおり、短期的な変化を見ると、観光・旅行業やサービス業、飲食業など、新型コロナウイルス禍による経済活動自体の停止の影響を受けている業種や職種がある一方で、医療や物流・運輸、EC関連、通信関連など、これまで以上に採用活動を活発化させている業種や企業が存在しています。

同じ業界であっても、企業の規模やコロナ対策の方針等はさまざまであることに伴い、その企業がどのような採用戦略をとっているかもさまざまです。

つまり同業界でも採用活動を一時休止、再開未定などとしている企業もあれば、コロナ以前にも増して採用人数を増やす企業もあるというような状況になっています。

長期的に見れば、新型コロナウイルス禍が収束に向かい、新たな様式に適応した経済活動が再開した時、機動的な人的資本が維持されているかどうかが試されているといえるでしょう。リーマンショック時の学びを活かし、競争力を維持向上する動きは必要だと考えられます。

常にアップデートされた情報収集を心掛ける

コロナ禍では、皆さんも身に染みて感じているかと思いますが、常に目まぐるしいスピードで状況が変わっていきます。

これは転職市場においても同様で、企業ごとの採用戦略もどんどん変化していきます。

また、このような状況下において、いかにして情報を取りに行けるかという力も重要視されている業界も多くなってきているので、例えば企業のSNSアカウントを頻繁にチェックしたり、ニュース等にもアンテナを高くもって日々過ごしたりすることが、自分の納得のいく転職に近づく一歩といえるでしょう。

自分の強みを活かせる職種・業種を狙う

コロナ禍で先行き不透明となっている今、企業はすぐに戦力になってくれる人材や、専門分野での能力が高い人材を求めるようになってきています。

企業が求めているポジションにフィットするような求人を出す場合は、細かく条件を指定される場合も珍しくありません。

つまり、今まで以上に自分の強みや経験・スキルの棚卸しや整理が重要になってきます。

企業側の立場になって考え、自分を採用することの価値がわかりやすいようにアピールしましょう。

過去の業績を語る際も、自分の強みがどのように活かされるのかが想像しやすいような仕方でアピールすると有効です。

コロナ禍特有の転職期間の長期化も視野に入れて行動する

転職に要する期間は2-3ヶ月が相場だとされてきましたが、コロナ禍ではなかなかスムーズに進まない場合も多く、3ヶ月を超えるケースも増えているようです。

転職期間の長期化も想定して、辛抱強く臨むようにしましょう。

むしろ、転職活動の期間を有効に利用して、履歴書の書き方や面接の方法をブラッシュアップさせるなど、ここぞという場面に備えることが大切です。

市場の変化はチャンスでもある/h2>

コロナが転職活動に与える影響は、決してネガティブなものばかりではありません。

前述のとおり、企業によっては採用活動を積極化させているところもあり、自分の経験や強味と上手くマッチングすれば、素晴らしい転職先に出会える可能性も十分あります。

コロナ禍前と大きく変わった点も多々ありますが、市場の変化はチャンスと捉えて自分自身も変化に対応できるように準備していくことが重要と言えるでしょう。

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