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2021.1.5 2021.1.7

ゴイズエタビジネススクールの授業内容や評判、卒業生の進路先とは

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ゴイズエタビジネススクール(Goizueta Business School)の授業内容や評判、卒業生の進路先とは

アメリカで有名なMBAプログラムといえば様々なビジネススクールがありますが、新しいアイビーリーグのスクールとしてニューアイビー、ヒドゥンアイビーなどと呼ばれることもあるゴイズエタビジネススクール(Goizueta Business School)も人気です。

今回はゴイズエタビジネススクールMBAの特徴、授業内容や評判、卒業生の進路先についてご紹介いたします。

ゴイズエタビジネススクール(Goizueta Business School)とは

ゴイズエタビジネススクール(Goizueta Business School)とは

引用:Goizueta Business School

ゴイズエタビジネススクールは、アメリカの南部最大の都市であるジョージア州アトランタにあるエモリー大学(Emory University’s Goizueta Business School)のビジネススクールです。

ビジネスのみならず、医学や法学の世界でもトップスクールとして有名で、新型コロナウイルス関連ニュースでもよく耳にするCDC(Centers for Disease Control and Prevention)が併設されています。

ビジネススクールもTOP20前後にランクインするトップスクールの一つとして人気の学校になります。

ゴイズエタビジネススクールの特徴とは

ゴイズエタビジネススクール(Goizueta Business School)とは

ゴイズエタビジネススクールの特徴について見ていきましょう。

多様なダイバーシティ

アメリカのビジネスクールは基本的にアメリカ人の比率が多いのですが、エモリーは半数近くがアメリカ以外の出身で、ダイバーシティに富んだ生徒構成となっています。

前ビジネススクールDeanだったErika(ウォートンビジネススクールに転籍)は、アメリカのトップスクールでは初めて黒人女性がDeanとなったことでも話題になりました。

また、日本人学生もトップレベルの成績を収めて卒業する学生が多いので日本人の存在感も大きく、アメリカ人に引け目を感じることなく、のびのびとストレス少なく活躍できる環境にあります。

充実したスモールスクール

EmoryにはDirected Studyというものがあり、授業でカバーされていない分野において教授に個別指導を仰ぎながら個人研究等を行い、単位取得ができる制度となっています。

その他のMBAスクールの学生に聞いてみると、オフィシャルにこのような制度を設けている学校は多くはないようです。

Emoryは一学年200名前後のスモールスクールであるため、普段の授業の場から生徒との距離が近いのですが、この制度はそんなEmoryのスクールカルチャーを象徴する制度と言えるでしょう。

社費で派遣された日本人学生の中には自身の出身企業での業務・業界に合わせたテーマを選択し、教授と2人3脚でReportを完成させている人もいます。

また、場所柄著名人が来ることも多く、その中には元大統領やスポーツ選手、超有名企業CEOなども含まれるのですが、学生が少ないため少人数の中で話を聞く機会も多く、学習意欲の高い方にとっては普段得難い貴重な機会が豊富な学校と言えます。

住みやすいビッグシティ

アトランタというとなじみがない方も多いかもしれませんが、全米第9位のアトランタは、ジョージア州の州都として、米国南部経済の中心であり活気溢れる都市です。

アトランタにはCoca-Cola、CNN、Delta Air Lines、UPS、Turner Broadcasting、Home Depot、AT&Tなどの企業が本社を設け、Fortune誌1,000社中75%以上が本社または何らかの拠点を置いています。

ちなみにビジネススクールの名前に冠されているGoizuetaは、Coca-Colaの過去のCEOの名前から来ています。

また、ジョージア州はカリフォルニア州に次いで日系企業の進出の多い州と言われ、その多くがアトランタ周辺にあります。

アトランタはHartsfield International AirportというDelta Air LinesのHub空港があり、年間乗降客数は世界1位の規模を有し、敷地面積とターミナルサイズも世界屈指の広さを誇っています。

そのため、MBA留学中は海外への旅行も行きやすく、休み期間も満喫しやすい環境となっています。

また、時折治安を気にされる方もいますが、これまで日本人が危険な目にあったというのは聞いたことがなく、一部のダウンタウンなどに夜間出かけなければ、安全な生活を送ることができます(子連れで渡米される方は非常に多いです)。

また、駐在員も多いので、日本人ネットワークもしっかりしているため、ご家族がいる方も安心して生活を送ることができるのではないでしょうか。

入試について

入試について

入試については日本で教育を受けた方(Not英語Native)を想定してお話いたします。

受験のプロセスは、以下3つに大別されます。

入学テスト

これも大きく2つに分けることができ、英語能力テスト(TOEFL)と学力テスト(GMAT)です。

英語能力テスト

英語能力テストではTOEICは使えません。

TOEFLもしくはIELTSのスコアメイキングが必要になるのですが、スコアとしてはTOEFL100〜105、IELTS7.0くらいが目安になります。

Reading, Listeningのみならず、日本人が苦手とするアウトプット系Writing, Speakingが入ってくるので苦戦する人が多く、出願ぎりぎりまで勉強される方も多いです。

アメリカの大学への入学を念頭に置いて作成された試験ということもあり、単語も地学や天体など普段あまりなじみのないものも多く、大学受験の時とは一味違った勉強をする必要があります。

受験料も2万円以上と高額となりますが、試験による相性もあるので出来れば回数を多く受けることをお勧めいたします。

学力テスト

Verbal, Mathの2パートがメインとなる試験で前者は英語の文法、論理、文章読解力を問うもの、後者は算数です。

2パートの組み合わせからトータルスコアが算出されます。

よく引き合いに出される水準が800点満点中の700点(およそ世界トップ10%)で、Emoryでは640-720くらいがボリュームゾーンと言われています。

最初の方の問題を正解するとスコアが高くなりやすく、逆に間違えると後での挽回がききにくい、という特殊なテストになるため様々なテクニックが考案される一方、正確な情報が少ないため、受験生が非常にナーバスになりやすい試験となっています。

また、試験が終わった後も、どれを間違えたのか、どれが正解だったのかもわからないため、試験結果に悶々とすることも多いです。

特に、Verbalは日本人の鬼門であり、文法上正しくても不正解になる選択肢もあるため、相当に高度な英語力が求められます。

自信のない方は専門の予備校等への通学を推奨します。

Mathに関しては、日本人は有利と言われており、ここはほぼ満点のスコアメイキングが求められることになると思います。

特に中学受験をご経験された方にとっては、なじみの深い鶴亀算などが出題されるため、中学受験組は算数用語の英単語だけ頭に入れるだけである程度のスコアメイキングはできるでしょう。

逆に数学が苦手な方は、苦しむことになるかもしれません。

エッセイ

エッセイは年によってテーマが異なるのですが、よく聞かれるものは決まっているので経験のあるカウンセラーに依頼して準備することをお勧めします。

よく聞かれるトピックとしては、

  1. Why MBA?(なぜ、いまMBAに行く必要があるのか。MBAの先のGoalは何なのか。)
  2. Why Emory?(なぜこの学校なのか、を説明します。)
  3. Achievement(自分の成し遂げたことは何か)
  4. Goal(人生でやり遂げたいことは何か)

などが挙げられます。

推薦状

エッセイが終わったら推薦状が通常は2通必要になります。

通常は会社の上司や取引先で仲の良い方にお願いすることが多いです。

ただし、英語での提出が求められるので、英語がある程度できる方でないと苦しいと思います。

中には、自分で書いて、推薦者の名前とアドレスだけを借りる人もいますが、時折スクールからチェックが入ることもあるという噂もあるので、本当にお願いできる方に依頼されることをお勧めします。

インタビュー

以上の書類審査が通ったら、ついに最終関門のインタビューです。

Emoryはアドミッションオフィスが面接官になるのですが、年によっては日本にAdmission officeが来ることもあるので、その機会を利用することもできます。

質問内容は転職面接のようなBehavioral Question, モチベーションを問う質問が大半だと言えます。

  1. Why MBA?
  2. Why School?
  3. 学校のコミュニティにどう貢献するか?
  4. キャリアにおける失敗経験・リーダーシップ経験
  5. どうすれば失敗は回避できたか
  6. リーダーシップを発揮してより良い成果を残せたと考えるか

といったような基本的なことが多く、またEmoryのAdmission officeの方は友好的な面接の仕方になることも多いので、リラックスしていどんでいただければと思います。

学費について

2019年ベースで2年間で約138,000USドルです。

日本円では約1,500万円程度と別途生活費もかかるため自費で行く場合にはそれなりの負担になると言えるかもしれません。

評判について

評判について

アメリカ南部では最高のビジネススクールとも呼ばれ、全米でもTOP20にランクインする常連であることから世界的にも高く評価されています。

特にマーケティングやリーダーシップ教育に力を入れており、「スモールスクール、ビッグシティ」の特徴を生かした様々なプログラムが用意されています。

例えば、実際の企業のマーケティング課題を7人程度のチームでコンサルティングするプログラムでは、中小規模の企業だけでなく、世界的な大企業(Coca-Cola、GEなど)がクライアントとしてアサインされるため、ハイレベルなフィードバックをもらいながら、実戦さながらのコンサルティング経験を積むことができます。

また、そのチーム編成もダイバーシティを意識して組まれるため、チーム運営やリーダーシップの取り方、Valueの出し方も実践を通して学ぶことができるでしょう。

授業内容について

リーダーシップ、アントレプレナーシップ、マーケティングの評判が特に良いことで知られています。

例えば人気の授業としては実際に企業にコンサルをする授業や、アントレで数十の事業を作った先生の授業が挙げられます。

授業にもよりますが、概ねすべての授業でグループワークがあり、1年生のうちは大半が授業に集中するため皆が同じ方向を向いて熱い議論を繰り広げるケースも多いです。

修士論文はありません。

卒業生の進路について

卒業生の進路について

アメリカ人などは前職の経験を活かした転職をする人が多いですが、インターンを通してマッキンゼーなどのコンサルティングファームや、ゴールドマンサックスなどの金融業界に転職する人もいます。

日本人・韓国人は会社派遣の社費制度を利用して入学される方が多いので、基本的には派遣元に戻られて活躍する方が多いですが、社費で来てもキャリア観が変わった結果、転職する方も存在します。

日本人で転職する場合は、夏休みを利用してインターンを通して転職したり、例年11月ごろに行われるボストンキャリアフォーラムを通じて転職する方が多い印象です。

また、転職の際にEmoryが発揮できる優位な点として、以下が挙げられます。

Reputation

コンサル未経験のEmory日本人学生に、複数の世界的大手コンサルファームからLinkedIn等にInterview offerが来ることもあり、またインターン先(日本)でもEmoryの名前はかなり知られているようです。

このことは今後のキャリア、就職活動面でプラスに働くのではないでしょうか。

Location(移動負荷)

「世界一忙しい空港」を有するアトランタにあるEmoryは、他の多くのMBAより就活がしやすいロケーションにあります。

大都市向けDirect Flightが圧倒的に多いため、各地に短時間での移動が可能で、度重なる移動に伴う体力の消耗・金銭的負担を抑えることができます。

ボストンキャリアフォーラムは金~日曜開催ですが、アトランタ~ボストンはDirect Flightで約2時間と近いため、Forum直前(木曜)の授業にも問題なく出席できる(授業を欠席する必要がなく、学業に与えるマイナスの影響が少ない)点は、欧州・アジアのMBA学生はもちろん、他の在米MBA学生からもよく羨ましがられます。

また、Emoryには、キャリアトレックという西海岸・東海岸各地の企業訪問をするNetworking Activityがあるのですが「時間・お金をあまりかけず、たくさんの企業を効率的に訪問できるのは助かる」という声をよく聴きます(特に米国での就職を目指して就活をする場合、毎週のように面接に赴くことがあるため)。

在アトランタ企業のVariety

交通の便の良さもあり、多くのGlobal企業がアトランタに拠点を置いています(Fortune 1000に入る企業のうち75%がアトランタに何らかの拠点を置いています)。

そのため、Emoryは多くの企業と強いconnectionを有しており、著名ゲストスピーカーが授業にきたり(現役メジャーリーガーが来校することも)、企業とコラボした授業も多く、学生が色々な企業にアプローチしやすい環境にあります。

その中には米国だけでなく、日本を含むアジア・ヨーロッパにHeadquarterやBranchを有する企業もあるので、世界中どこで就活をするにも有益なconnection・insightを得ることができます。

実際、日本人学生の中にもCoca-Colaのアトランタ本社(HR)で働くEmory卒業生(米国人)にコンタクトをとり、特別にCoca Cola Groupでインターンとして受け入れられたというケースもあります(同社でのインターン受入れはその学生が同社史上初)。

このように、多くのチャンスが近くに多く転がっているところはアトランタの大きなadvantageだと思います。

Emory Career Centerのサポート

Emoryのキャリアセンターに依頼すると、英文Resumeの添削や、自分の志望する業界に詳しい事務員等を紹介してもらうことができるので、とても便利です。

また、Core Programの中には就活のための授業があり(社費生は免除)、Resumeの書き方やネットワーキング活動中の留意点、LinkedInの活用方法等、きめ細かくサポートしてくれます。

その他、就活シーズン前には、On Campusで企業説明会が連日行われますし、各クラブ(ファイナンスクラブ・マーケティングクラブなど)による情報提供等も随時行われています。

このような手厚いサポートは、Emoryは「就職率全米MBA No.1」という成果として結実しています。

また、とてもCollaborativeなカルチャーなので、米国人クラスメイトに米国企業の様子を教えてもらったり、Interview Trainingをしてもらった日本人もいます。

日本語サイトもあるので気になる方は見てみよう

エモリー大学​ゴイズエタビジネススクール(GBS)の日本人在校生サイト

参考:エモリー大学​ゴイズエタビジネススクール(GBS)の日本人在校生サイト

ゴイズエタビジネススクールでは日本人在校生が運営する公式サイトもありますので、気になる方はサイトを見てみたりコンタクトを取ってみて話を聞いてみるのも良いのではないでしょうか。

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