2021.9.9 2021.9.9
転職活動の期間はどれくらい?短期間で転職活動を終わらせるためのポイント
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これから転職活動を始めようと考えたとき、「転職先が決まるまでには、どのくらいの期間がかかるのだろう」と気になる人は多いと思います。
転職活動をする人の中には、在職中に転職活動を始めて、転職先が決まってから退職する人もいれば、今の会社を辞めてから転職活動に本腰を入れる人もいるでしょう。
どちらの方法で進めるかによって、転職活動に充てられる時間は異なります。
今回は、転職活動を行う際に目安となる期間やスケジュールの流れ、また、できるだけ短期間で転職活動を終わらせるためのポイントについてご紹介します。
目次
転職活動期間の目安
転職活動にかかる期間の目安は、一般的に3ヵ月〜半年程度といわれています。
求人情報のリストアップから応募書類の作成、面接と進み内定を得た後は、在職中の場合、退職の手続きや業務の引き継ぎを行う必要があります。
3カ月以内という人は多いものの、より長くかかる人も少なくないというのが実情といえます。
年代によって転職期間に違いも
年代別で見ると、年齢が高い方が、転職までに時間がかかることが多いようです。
年齢が高いと、経験やスキルが豊富なため、即戦力として活躍できるポジションや管理職での採用が多くなります。
しかし、そのような求人は、新卒や第二新卒を対象とした求人と比べると少なく、企業は採用要件に合ったスキルや経験があるかを見極めないといけないため、選考も慎重になります。
加えて、ご自身の希望に合うかどうかを考えると、候補となる求人の数はより少なくなるでしょう。
年齢が高い方の転職は、比較的転職期間が長くなる傾向にあるという点は、知っておくべきポイントといえます。
一般的な転職活動のスケジュールについて
転職活動のスケジュールについて見ていきましょう。
転職の理由や軸、情報収集
まずは、自身が転職で実現したいこと・自身の希望条件を整理しましょう。
これらを考えずに転職活動を開始してしまうと、転職活動の期間が意図せず伸びてしまう恐れがあります。
希望条件が曖昧だと、求人を選ぶのに時間がかかってしまう、面接の過程で希望条件が変わって辞退することになってしまうなどの事態が想定されます。
ある程度、希望条件がまとまった後は、希望する業種・職種の特徴や採用に関して、情報を集めましょう。
インターネットや書籍、メディアを利用するだけではなく、転職エージェント・ヘッドハンターなど、実際にその業種・職種の採用に関わる転職のプロから情報収集するという方法もあります。
履歴書、職務経歴書等の書類準備
これまでの自身の経験・スキルを整理し、職務経歴書を作成します。 多くの企業で、求人への応募の際に、職務経歴書を求められます。
職務経歴書をきちんと作成しておくことで、書類選考の通過率が上がり、転職を効率的に進めることにつながります。
求人への応募
希望条件が明確になり、自身の経験・スキルも整理できれば、あとは求人を探して応募していくこととなります。
ただ、求人への応募は、きちんと検討したうえで進めないと、思いのほか時間がかかってしまう場合もあります。
書類選考・面接
応募した後は、書類選考を経て、面接へと移ります。
希望条件と自身の経験・スキルが整理できていれば、書類選考に通過しやすい状態になっているかと思います。
面接の回数は、企業や求人ポジションにもよりますが、2~3回のケースが多く、初期は経歴やスキルの確認、最終段階では、その企業とのマッチングについて確認されるケースが多いといえます。
内定承諾・現職の企業での退職の準備
面接を経て、内定をもらった場合、企業から指定された期日までに、内定承諾の意思表示を行います。
また、現職の企業で退職の手続きを行う必要があります。 退職意思を伝えるタイミングは、会社の就業規則で定められていることが多いです。
重要なのは、ご自身の立場や引き継ぎ内容を考慮することです。
目安としては、1~2カ月前を目安に退職意思を伝えるといいでしょう。ただし、この期間も、役職や状況によって変動します。
効率的な転職活動を行うためには
転職は人生における重要な選択の一つです。
自身の納得感や、長い目で見て後悔しないような選択であることが大切なので、だらだらと長くやるものでも、ぱぱっと短期間に収めるものでもありません。
転職活動は時間も労力も、費用もかかるものですので、効率的に転職活動を進めることが大切です。
それでは、効率的に進めていくポイントについて挙げていきたいと思います。
目的の明確化、自己分析をしっかり行う
転職活動を始める際に、まず行うことが「転職をする目的の明確化」です。
転職する目的は、「スキルアップ」「基本給のアップ」「残業の削減」など、人によって異なります。
しかし、転職活動中は精神的にも肉体的にも負担が大きいため、目的を見失い、方向性がずれてきてしまうことがよくあります。
そのため、転職活動を始めるまえに、転職の目的を言語化し、効率よく転職活動を進める指針としましょう。
また、転職活動において重要なのは、自己分析です。 主なもので、自己分析には、希望する条件と自身のスキル・経験があります。
希望する条件、たとえば年収、勤務地、役職、業務内容などをしっかり整理しておくことで、応募する求人をスムーズに選ぶことができるようになります。
また、選考過程においては、自身のスキル・経験をきちんと棚卸しできていることが重要となります。
スキル・経験を整理して職務経歴書をきちんと作成すると、書類選考の通過率が高まり、転職活動の期間を短くすることにつながります。
自身のスキル・経験の整理に関しては、第三者の意見を取り入れることも重要です。
転職エージェントのような転職のプロフェッショナルに相談し、間に入ってもらうことで、自身のスキル・経験の市場価値を客観的に知ることができます。
自分にあったよりよい方法で、求人に応募する
応募する求人の選択には、大きく3つの方法があります。
転職サイト等で自ら求人へ応募
まずは、転職サイトなどで自ら求人を探して応募するという方法です。
自身のペースや希望条件を重視できるというメリットがあります。
広く、自由に応募することが可能なので、応募数を増やすことは容易ですが、その中で自分の条件に合っているかの判断や、スケジュール調整等もすべて自分でやることになるので、労力がかかってくることがデメリットといえます。
転職エージェントやヘッドハンター経由で応募
次に、転職エージェントやヘッドハンターなどから求人の紹介を受けるという方法です。
転職サイトには掲載されていないような非公開求人に出会える可能性があります。
自発的に求人を探すとなると、マッチングがなかなかうまくいかなかったり、思うような求人を見つけられなかったりすることが多いですが、エージェントがマッチしそうな求人を紹介してくれるため、効率よく進めることができます。
スカウト経由で応募
最後に、スカウトを受け取るという方法です。
経歴やスキル、希望条件などを登録しておくことで、それを見て自分に興味を持ってくれた企業からスカウトを受け取る、という流れになるので、自分から求人を見つけに行く必要がありません。
また、スカウトは企業からだけではなく転職エージェントからも受け取ることができます。
これは、転職エージェントがあなたに紹介できそうな企業がある、ということで非公開求人を紹介してくれる、というケースです。
転職を検討し始めたらスケジュールプランを考えよう
転職には労力と時間がかかることから、なるべく早めにスケジュールプランを考えるのがおすすめです。
転職活動に正解はなく、最後に自分自身で納得がいく選択がいけば、どのような方法・ルートでも成功です。
ご自身にあったより良いツールを使っ、効率的に進めて、より満足した環境で働きましょう。
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