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2020.6.6 2022.5.9

MBA(ビジネススクール)の留学生が採用されるまでのフローと選考ポイント

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MBA(ビジネススクール)の留学生が採用されるまでのフローと選考ポイント

海外の大学院(ビジネススクール)に留学している留学生や日本の大学院へ留学している留学生はいつ頃から就職活動を行い、どの様な点に気をつけるべきなのでしょうか。

今回はMBAの留学生が就職活動で知っておくべき就職活動のスケジュール、採用フロー、そして選考ポイントについてご紹介いたします。

留学生の就職活動のスケジュール

日本では大学、大学院の卒業者に向けての採用は4月一斉入社の「一括採用」が一般的です。

留学する国により卒業する月が違い、アメリカ・カナダは5月、イギリスは9月、オーストラリア・ニュージーランドは12月卒業が多いです。

そのため、日本で行われる就職活動のスケジュールを知り、逆算してスケジュールを組む必要があります。

「一括採用」の主なスケジュールは3月以降に企業エントリー、6月以降に企業選考、10月以降に正式内定という流れになります。

日本での就職活動をする場合、それぞれの卒業月に合わせてスケジュールを組んでいく必要があります。

日本での就職採用スケジュール

日本での就職採用スケジュール

日本での就職採用スケジュールの大まかな流れについて見ていきましょう。

3月卒業の場合

企業エントリー・・・卒業年度に入る直前の3月1日以降
選考活動開始 ・・・卒業年度に入る直前の6月1日以降
正式な内定日 ・・・卒業年度に入る直前の10月1日以降

5月卒業の場合

自己分析   ・・・卒業前年の4月頃~
業界・企業研究・・・卒業前年の5月頃~
企業エントリー・・・卒業年の3月(卒業2ヶ月前)

その後は日本の採用スケジュール通り(6月以降選考、10月以降内定)

9月卒業の場合

自己分析   ・・・卒業前年の6月頃~
業界・企業研究・・・卒業前年の11月頃~
企業エントリー・・・卒業年の3月

その後は日本の採用スケジュール通り(6月以降選考、10月以降内定)

12月卒業の場合

自己分析   ・・・卒業前年の7月頃~
業界・企業研究・・・卒業前年の9月頃~
企業エントリー・・・卒業年の3月

その後は日本の採用スケジュール通り(6月以降選考、10月以降内定)

上記の流れは参考スケジュールになりますが、自己分析、業界・企業研究は卒業月の約1年前、卒業月によってはそれ以前からスタートさせると余裕を持ってスケジューリングできます。

海外MBAの留学生の場合

海外MBAの場合1~2年で卒業となりますが、期間が短いため、より計画的にスケジュールを立てていく必要があります。

1年で卒業を考えている人は、留学前にある程度は希望の企業情報を調べておいた方が良いでしょう。

留学生、特に9月卒業者に合わせて10月入社を採用している企業もありますので、そちらもチェックし、自分のスケジュールに合わせていきましょう。

9月卒業者が入社する時期は「卒業年の10月入社、卒業翌年の4月入社、半年インターンをして4月入社」の3つに分かれます。

10月入社企業の場合、スケジュールが若干異なります。以下スケジュール例となります。

10月入社の場合(9月卒業)

自己分析   ・・・卒業前年の9月頃~
業界・企業研究・・・卒業前年の9月頃~
企業エントリー・・・卒業前年の12月頃

1~2月頃選考、内定決定。卒業直後、正式入社。(企業により異なります)

以上が「一括採用」の場合の就職活動スケジュールになりますが、2021年春以降の新卒就職活動を経団連と大学側が「通年採用」にすることに合意しています。

理由の一つとして、人材のグローバル化が挙げられ、留学生にとっては追い風と言えます。

今後「通年採用」の動きは段々と高まると言われていますが、まだ「一括採用」の流れは多く残っているため、今回の就職活動の流れは理解しておいて損はありません。

「通年採用」であれば、早めに企業研究をして、希望の会社に自分のタイミングでエントリーすれば良いので、注意点としては自分の希望する企業が「一括採用」なのか「通年採用」なのかを事前にチェックしておくことです。

海外は特に卒業ぎりぎりまで課題提出など相当忙しいと思いますので、余裕を持った準備を心がけましょう。

留学生が採用されるまでのフロー

留学生が採用されるまでのフロー

留学生が採用されるまでのフローについて見ていきましょう。

1、人材紹介会社に登録してから応募、もしくは気になる会社に直接応募

2、書類選考(エントリーシート提出後、適性検査受験)

3、1次面接(グループもしくは個人)

4、2~3次面接(企業によって回数は異なる。主に個人面接)

5、最終面接(個人面接)

6、採用決定

留学生の応募に積極的に力を入れている企業は、スカイプやZOOMなどを利用し、オンラインでの面接を行っている企業も増えてきています。

卒業年度によっては直接の面接が難しい場合もあるかと思いますので、オンライン面接も行っているかもチェックすると良いでしょう。

留学生の選考ポイント

留学生の選考ポイント

留学生を選考する上で、採用担当はどういったポイントで選考しているかを見てみましょう。

選考ポイントで重要なことは「何を学んだか」を言えること、そして採用担当者の「期待している点」「注意すべき点」を知ることです。

何を学んだか

自国だけでは学べなかった学業面、文化面を人間的な成長を絡めて話せる様にしておきましょう。

「海外留学で何を学んできましたか。どういった面で成長できましたか。」というのは面接でよく聞かれる質問です。

加えて、学んで得たもので入社後、企業にどういった貢献ができるのか、というのも答えられる様にしておきましょう。

期待している点

留学生に期待している点としては、英語力や身につけた知識はもちろん、以下の項目が多いです。

  • 視野の広さ、多様性
  • 積極性
  • 異なる環境への適応力(異文化適応力)
  • フットワークの軽さ(行動力)

こういった点を意識してアピールすることが、留学生採用を行っている企業の期待に沿い、内定を勝ち取れる要因にもなります。

注意すべき点

逆に留学生は懸念される点もあります。以下は懸念される項目です。

  • 自己主張が強すぎる
  • (企業)文化に適応できない
  • アピールポイントが語学力しかない

留学生を積極採用する企業は、他の日本企業に比べると自由で活発に発言できる環境であることが多いです。

しかし、日本型企業はチームワークを重んじますので、協調性のなさを感じると企業には合わないと判断されてしまいます。

また、英語はコミュニケーションがとれることが重要で、求めている英語力はそれ以上でもそれ以下でもありません。

ネイティブ並に話せたとしても、それ以外にアピールポイントがない人材は魅力に欠け、採用には繋がりづらいと言えます。

採用までのスケジュールを確認して行動しよう

留学生を積極採用している企業であれば「通年採用」も多く、オンライン面接を行っている企業も多いですので、まずは早めの業界・企業研究を行い、自分の狙いを定めていきましょう。

採用されるまでのフローは一般的なものを掲載しましたが、企業によっては留学生の事情に合わせてフレキシブルに対応してくれるところも多くなりました。

早く準備するのに越したことはないのですが、卒業論文や課題が多くて間に合わない、となった場合でもあきらめずに問い合わせしてみましょう。

そして、最も大切なのは選考ポイントをしっかりと抑えるです。

いくら英語ができても、海外経験が豊富でも、企業にとって扱いづらい、マッチしないと思ってしまわれてはもったいないです。

留学生に期待される点と注意すべき点をしっかり理解し、正しいアピールをして内定をつかんでいきましょう。

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