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2021.2.2 2022.5.9

ラフバラー大学ビジネススクールの授業内容や評判、卒業生の進路先とは

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ラフバラー大学ビジネススクールの授業内容や評判、卒業生の進路先とは

ヨーロッパで有名なMBAプログラムといえば様々なビジネススクールがありますが、英国トップランクと言われているラフバラー大学ビジネススクール(Loughborough University)が人気です。

今回はラフバラー大学ビジネススクールの特徴、授業内容や評判、卒業生の進路先についてご紹介いたします。

ラフバラー大学ビジネススクールとは

ラフバラー大学ビジネススクールとは

引用:The Loughborough MBA

ラフバラー大学ビジネススクール(Loughborough University)とはロンドンから電車で1時間ほど北にある Leicestershire (レスタシャー) にある、小さなLoughboroughという街にある総合大学です。

つい最近までサッカー日本代表の岡崎選手がプレミアリーグのレスター(Leicester)に所属していたこともあり、名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。

大学に関しては日本では未だ知名度がそれほど高くはありませんが、スポーツ科学やスポーツビジネス、スポーツマネジメントなどにおいて何十年も世界ランキングが1位と不動の地位を築いています。

また、その他の学科においてもUniversity League Tables 2021 Complete University Guide 調べによるとイギリスの中でTop6位に君臨するほどの実績と知名度がある大学です。

参考:University League Tables 2021 Complete University Guide

LoughboroughのMBAと言えばFull-time MBAの歴史はまだ浅いのですが、Part-time MBAコースにおいては何十年にも渡って歴史があり、Triple-crown と呼ばれるAACSB、EQUIS、AMBAの3機関より認定を受けている品質の高いMBAプログラムを提供しています。

ラフバラー大学ビジネススクールの特徴とは

ラフバラー大学ビジネススクールの特徴とは

ラフバラー大学ビジネススクールの特徴について見ていきましょう。大きな特徴は以下の通りです。

ダイバーシティ

ビジネススクールと言えば米国というイメージも強いかもしれませんが、Loughborough University は、大学院まで含めた全学生のうち約6割が大学院生以上、そしてそのうち7割がイギリス国外の国籍を持った学生で構成されており(2018年時点)、非常にダイバーシティに富んだ大学と言えます。

一方、Loughboroughの所在するLeicesterはイングランドの中で最も古い街の一つで、地元住民の多くは純イギリス人の方が多い印象でした。

MBAのクラスにおいては、エンジニア、弁護士、会計士、監査法人、HR、営業、自営業など本当に多種多様な職種出身者が在籍しており、出身国もイギリスを始め、アメリカ、カナダ、ナイジェリア、ケニア、スーダン、インド、スリランカ、タイ、中国と豊富なバラエティで構成されています。

年齢に関しては最も若くて20代後半、最年長が40代と非常に幅広く、男女比は5:5くらいでした。

グループワーク

1年目は全授業、2年目に入ってもほぼすべての授業でグループワークがあります。

1年目は各授業の中のスモールワークで2−3名でのディスカッションがあるものもあれば、モジュールの最終レポートをグループで取り組むものなどもあります。

具体的にはマーケティングやリーダーシップ理論関連に関してはほぼグループワーク中心の授業構成です。

例えば数学に強みがある方は統計的な分析を担当するようなアサインをする一方で、英文学に富んだメンバーはレポートの校正や全体のストーリー展開などをrefineするなど、みなそれぞれ違ったバックグラウンドがあるチームから構成されているからこそ実現できる進め方だと思います。

フレキシビリティ

Lougborough MBAは一部選択式のモジュールもありましたが、ほぼ全員同じカリキュラムの構成に設計されています。

ただし、グループワークが課題になるような授業では取り組むテーマがばらばらだったりもするので、同じ授業でも実際にやっていることは違うといったことも珍しくありません。

また、1年制のコースと2年制のコースがありますが、授業自体に違いは全く無く、2年コースを選んだ人も1年目で Dissertation (いわゆる修士論文です。)以外はすべて1年目で修了する必要があります。

2年目は、イギリスで働きたい人が Intern を行えるように Tier4 VISA の期限が1年伸びるだけですので、卒業後どのようなキャリアを描いているか、働いてみたいなどといった自分のキャリア設計を元に選べば良いと思います。

MBA進学前は寝る暇もないほど忙しい日々を送ることを覚悟していきましたが、ほぼすべてのモジュールで序盤に課題やテストの範囲などが知らされるため、計画的に日々取り組んでいれば課題提出前になって大急ぎで徹夜続きでやる、などということはなく、ある程度プライベートな時間を確保することもできるはずです。

中には日本で働いていたときよりも家族との時間を何倍も多く確保できる方もいますし、長期のHolidayのタイミングでは旅行なども行けたため、とてもFlexibility があると体感することが出来ました。

入試について

入試について

Loughborough MBAの入学合否に大きく関わる書類は以下の3点です。

Reference Letterについて

ビジネススクールの多くはReference Letterが必要ですが、LoughboroughMBAにおいてはアカデミック関連の人から1通、仕事関係の人から1通の計2通の提出が必要です。

例えば職場の方から1通、アカデミック関連に関しては大学の先生から1通といったケースが多いのではないでしょうか。

ポイントとしては必ずしもReference Letterを書いてくださる方が英語堪能というわけでなく、推薦状を書くことに慣れていないことも多いということです。

お願いする際に丸投げするのではなく、相談しながら記載いただいたい内容をある程度事前に大まかにでもお伝えするなどしてあげた方が、依頼する方にとっても負担軽減になることが多いと思います。

CV

いわゆる、Why LoughboroughMBA? を書いた志望動機書です。

志望動機は人によってそれぞれかと思いますのであまり言及することはありませんが、とにかくなぜMBAなのか、というよりかはなぜこの大学なのか?をよく吟味して作成することをおすすめします。

IELTS

日本人にとって一番のハードルとなるのがIELTSで、Overall 6.5 / each 6.0 となっていました。

時間とお金に余裕があれば何度も受けて早めにクリアして終わらせることをおすすめします。

また、もしスコアが足りない場合でも conditinoanl offer (条件付き合格)が出る場合がありますので心配な気持ちはわかりますが英語に時間をかけすぎるのはあまりおすすめしません。

Loughborough University では、ほかのMaster Class においても CAS (学生VISA : Tier4 Visa)を発行するための IELTS の要求ラインがありますが、入学前に英語の集中講義のようなものに参加することでIELTSのスコアが足りなくても免除されるケースもあります。

また、LoughboroughMBA卒のOBの方より、イギリスの大学における論文やレポートの書き方について学んでおいた方が良いとのアドバイスを受け、2週間だけのクラスに通いました。

費用は£200くらいでLoughboroughMBA以外の別の学科を専攻している多くの友人と出会うことが出来たため、本当に参加して良かったと思っています。

GMATやGREは課されませんでした。

学力テスト

米国やLBSのようにGMATはありませんので、いわゆる学力テストはありませんが、学部生時代の成績証明書は提出を求められ、選考の一つの材料になっていると思います。

出願

出願について

上述にある reference letter, CV, IELTS の Certificate などをすべてオンラインで提出することが出来ます。

Short term / Long term goals

ポストMBA, 5年後、10年後のキャリア目標を説明し、これが一番の基本になるとも言えます。

このようなキャリアゴールを志向しているがそこにはMBAでの経験が必要なんだ、という話から以下のWhy MBA?につなげていきます

Why MBA?

なぜ MBA なのかは人によってそれぞれかと思いますので、自分自身の考えを元にロジカルに説明できるようにしておきましょう。

よく起業するために MBA に来るのは間違っているとか、そういうことを言う人はいますが、それが別に理由でもいいのではないかと思います。

起業するにはかならずそういった要素が事業を進める上で必要になりますし、社員を雇うならマネジメントも必要になります。

人のマネジメントだけではなく、プロジェクトのマネジメントやバジェットコントロールなど様々なマネジメントが求められるでしょう。

また、そういった気概や意識を持って授業に取り組めば様々な疑問も出るでしょうし、それを担当教授に聞けば大抵のことはアドバイスをもらえます。

Why MBA は人によってそれぞれ違って問題ありません。

Why School?

MBAに求めるものに加え、なぜこの大学なのかという理由が明確に必要です。

それは、授業構成でもいいですし、ライフスタイルや、卒業後の就職先実績など様々あると思います。

OBやOGの方に話を聞いてみてヒントにするのも良いかもしれません。

インタビュー

LoughboroughMBA では Interview は課されませんでした。

学費

2018-2019ベースで£27,000でしたが、年々学費は上昇傾向にあります。

学部時代の成績がとても優秀だったりすると学費のDiscountがあったりもしますので、HPをよく確認してみましょう。

また、日本人にはあまり関係ないですが発展途上国などからの学生は全額免除等(もちろん条件はありますが)もあります。

評判

評判

大学全体としては、学生の満足度ランキングで何度も近年1位を獲得しています。

また、 University League Tables 2021 Complete University Guide調べによるとイギリス国内では6位のようです。

MBA に関してはイギリス国内で8位にランクインしています。

参考:Loughborough places 8th in The Complete University Guide 2020

授業内容

授業によりますが、概ねすべての授業でグループワークがあります。

入学した最初の方の授業についてはアメリカのビジネススクールのようなインタラクティブに教授と生徒がやり取りをするスタイルより、日本の授業のように教授から生徒に教えるスタイルが多い印象です。

ただ、モジュールの後半では多くがディスカッションで構成されるような流れになることが多いと思います。

特に、Finance や Marketing など決まった Methodology を学ぶモジュールではディスカッションも少なめですが、正解が無いような「リーダシップ、マネジメントとは」といったテーマの授業ではほぼ全てがディスカッションで構成されました。

ケーススタディの中ではTOYOTAのKAIZENが紹介されることもあり、とても誇らしい気分になったのを今でも覚えています。

一方で日本のいわゆる古い企業体質や上下関係などを加味した働き方について議論になると、皆口を揃えて「Oh dear…」と言っていたこともありました。

卒業生の進路

日本人は多くの方が社費留学ということもあり、そのまま戻る方も少なくないかと思いますが、転職を考えている場合には入学した10月の4ヶ月後、2月にはもう就職活動を始めている方が多いです。

とはいえ、求人は水ものとよく言いますが、すべてのモジュールが終わるのは早くても7月後半ですので、日本に戻ってきて仕事を開始できるのは早くても8月か9月でしょう。

クラスメイトについてはイギリスのInternに進んだ学生たちの多くはSponsorになってくれるような企業を探して、運良くそのような企業が見つかった場合は会社の大小に限らずそこに就職することが多いように見えます。

一部の投資銀行やコンサルティングファーム、シンクタンクなどではMBA採用枠もあったりしますので、そういったところに入りたい人にとっては良いPathであるかもしれません。

住みやすい街でTriple-crownのMBAにご関心がある方におすすめ

LoughboroughのMBAが人気の理由としては、

  • Triple-crownの認定があるMBAであること
  • イギリス国内はもちろん、世界的に名声のある大学であること
  • 治安が良くて生活費があまり高くないこともあり住みやすい

などがあります。

Triple-crownに認定されているビジネススクールは世界でも1%ほどと言われており、高いレベルでMBAを取得したい方におすすめです。

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近年は新型コロナウイルスの影響もあり、海外ビジネススクールに行けなかった方が国内ビジネススクールを選択しているケースも多く、人気校を中心に倍率が上がっている傾向があります。

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講師はすべて国内外のMBA保有者のみで、入学対策はもちろん、入学後からキャリアアップまで中長期的な視点を持って一人一人に寄り添うことが特徴です。

MBAゼミナールの強み

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