2020.5.27 2020.5.27
採用の確率を上げるためにおさえておきたい5つの面接マナーと3つのポイント
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転職の面接では職務経歴が重要ですが、社会人としての面接マナーも重要になることは見逃せません。
たとえ履歴書や職務経歴書が魅力的であっても、面接のマナーによって採用が見送りになってしまうことも多くあります。
今回は採用の確率を上げるためにおさえておきたい5つの面接マナーと3つのポイントについてご紹介いたします。
目次
面接マナーの重要性について
社会人経験が長い人や転職経験者の方であれば、面接に自信を持っている人もいるでしょう。
しかし、中途採用の場合は新卒とは違い「これくらいできて当たり前」と最初からハードルが上がるため、求められるレベルはより高くなります。
面接におけるマナーは加点よりもマイナス要素として取り上げられてしまうことが多く、中途採用の面接マナーに関しては常識として見られることが多いためしっかりと意識しておくことがおすすめです。
面接の同行に行った際に経歴や人柄は良いものの、残念ながら面接マナーや準備不足で落ちてしまった転職希望者の方もいました。
失敗を避けるためにも、面接マナーの重要性について見ていきましょう。
転職者向けにビジネスマナー研修は用意されていない
企業側の中途採用では、基本的には「即戦力になる人材」を求めています。
当然、ある程度のビジネスマナーやスキルを心得ていることを前提に、採用の準備をしているはず。
そのため、面接でのマナー次第では不採用になることもあるでしょう。
面接での印象は「最初の5分で決まる」といわれています。
そのわずかな時間で人間性などを面接官は確認しており、マナーは面接官が人物を見る重要なポイントです。
企業との相性も見られている
転職の面接で見られているのは、「定着性」と「活躍性」です。
どれだけ優秀な人材でもすぐに退職してしまっては企業としては意味がありません。
面接官はあなたがどのような人物であるだけでなく、企業やチームとの相性も確認しています。
入社後はあなたが会社の顔として社外に対峙することもあるため、どのような環境にも適応できるスキルが求められます。
面接に不安を抱えている人もいるでしょうが、このような場だからこそ最低限のマナーをしっかり意識しましょう。
面接の事前対策としてやっておくべきこととは
「社会人を経験して基本的なマナーは大丈夫」と思っている人でも、身近なところに落とし穴は存在します。
面接官にどれだけ熱意を伝えても、見た目の良し悪しで判断さることも。マイナスな印象を与えないために意識しておくことを紹介します。
清潔感に問題がないかをチェック
メラビアンの法則によると、第一印象のほとんどは視覚情報で決まります。
表情や視線はもちろん、見た目に問題があるかないかで印象も大きく違ってきます。
面接の前はスーツや服装を整えて靴も磨き、髪の毛も清潔感が出るようにしておくのが基本です。
特に高い服を身に付ける必要はありませんので、押さえるべきポイントをチェックして、面接で好印象を与えましょう。
悪臭を放っていないか
体臭や口臭は自分では気づきにくい点も少なくありません。
近年問題視されてきているのがタバコの臭いです。
これだけで不採用になることは考えにくいものの、面接官によっては評価が下げられてしまうこともあります。
少しでも思い当たることがあれば、事前に対策をしておきましょう。
業界に合った服装は何か
服装の指定がなければ、転職面接ではスーツ着用が原則となっています。
また、業界の雰囲気に合った服装を準備することも印象アップにつながるでしょう。
ただし、企業によって服装のマナーはさまざまですので、事前にサイトや口コミ情報などを調べておきましょう。
押さえておきたい5つの面接マナー
中途採用の方であれば面接は新卒の就職活動などで一度は経験しているかたも多いと思いますが、改めてしっかりとマナーを押さえておきましょう。
ここでは企業への訪問時から面接の退室までを流れに沿って、それぞれのマナーのポイントについて見ていきましょう。
訪問時のマナー
まず、大前提となるのが「約束の時間を守ること」です。
遅刻はもちろんのこと、早く到着しすぎるのもあまりおすすめできません。
おすすめは訪問時間の10-15分前です。
身だしなみなどをトイレでチェックしてから、5分前に受付を済ませましょう。
電車の遅延などで遅刻する場合は、分かった時点で必ず連絡を入れましょう。
入室時のマナー
次に、部屋に入ってから着席するまでの流れです。
- ドアを2-3回ノックする
- 入室を指示されたら「失礼いたします」とドアを開ける
- 面接官に背面を見せないように、斜めの立ち位置で静かにドアを閉める
- 椅子の横に立ち「お掛けください」と言われたら一例をして着席
最近では先に転職希望者の方が入室してから面接担当者が入ってくることも多くなっています。
その際には相手が入室した時にしっかりと立ち上がって挨拶をするようにしましょう。
また、カバンは足元に置くようにし、秋冬などではコートをカバンの上もしくは背もたれへかけるのがマナーになります。
面接官から指示がある場合はそれに従ってください。
なお、名刺を渡された際には現職の名刺を出しても良いですし、あまり渡したくない場合には出さなくても良いと思います。
挨拶のマナー
ハキハキと挨拶することも、面接官に好印象を与えるポイントです。
声が小さいと自信がない印象を与え、しっかりと挨拶ができないことはコミュニケーション能力が欠けていると判断されかねないので注意が必要です。
礼儀作法のひとつであるお辞儀の角度は30度とされています。
また、挨拶とお辞儀を同時に行うなど「ながら挨拶」をしてしまわないように気をつけましょう。
面接中のマナー
面接中におけるマナーの注意点は以下の通りです。
- 相手の目を見て丁寧に落ち着いて話す
- 発言するときは最後までハキハキと言う
- 回答や質問は簡潔に述べる
- 事前に用意した解答例の丸暗記はしない
質問に対する回答は1~2分以内にまとめてください。
あまり長く答えていても、面接官の頭には入ってこず、論点もずれてしまう可能性があります。
また、面接官から「最後に何か質問はありますか?」と質問されたときの回答もなるべく用意しておきましょう。
退席のマナー
最後は、面接終了から退室までの流れです。
- 面接終了の合図でお礼を述べ、椅子に座った状態で一礼
- 椅子の横に立ち上がり、「失礼いたします」と深く一礼
- ドア付近まで移動し、面接官の方を振り返って再度深く一礼
- 面接官に背面を見せないように、斜めの立ち位置で静かにドアを閉め、退室
退室後は面接が終わったからと油断してはいけません。
また、建物を出てからも付近に企業の関係者が見ていることもあるため、服装などを乱さないようにしましょう。
面接官に好印象を与えるための3つのポイント
最後に面接官に好印象を与えるために知っておきたい3つのポイントを紹介します。
志望動機など熱意を伝える
面接の際にはなぜこの会社に興味をもったのか、転職先として候補に選んだのかという話題が入ってきます。
自分から興味関心があった場合もあると思いますし、エージェント経由での転職活動を行っている方であればエージェントから紹介をされたという場合もあると思います。
中にはヘッドハンティングなど相手先から指名がある場合もあるでしょう。
どのような経緯でも面談先の企業についてはある程度の情報は把握しておき、志望動機や興味関心があることについて事前に押さえておくことは必須になります。
ただエージェントに紹介されたからといったような受け身の姿勢はやめましょう。
特に多いのがエージェント経由で大企業から中小・ベンチャー企業を勧められた際の面接時に相手のことをあまり調べないで行く方が見受けられます。
相手も時間を割いており、いくら経歴や人柄が良くても印象が非常に悪くなってしまうため、その時点で面接の成功確率は極めて低くなります。
入社後のキャリアプランを明確に伝える
面接官が重視しているのは、キャリアビジョンと企業における業務内容においてギャップがあるかどうかです。
自己分析がしっかりできていることは当然ですが、企業とのビジネスモデルとマッチしている必要もありますので入社後のキャリアプランは明確に伝えましょう。
中途採用の場合、将来の目標を明確に伝えられないと採用する側も判断に困ることもあります。
会話の基本はキャッチボール
会話というのは、相手が存在してはじめて成立するものです。
どれだけ話し上手でも、相手の話に耳を傾けていなければ悪い印象を与えかねません。
採用面接では「話し上手」であると同時に、「聴き上手」であることも大切です。
相手の話は最後まで聞き、質問の内容に沿って回答しましょう。
ただ「聴く」のではなく、適度に頷いたり、表情を変えたりするなど、聴き方も工夫してみましょう。
基本的なマナーを押さえて好印象を
転職における面接では基本的なマナーはもちろん、社会人としての常識はあるのかという目線でも判断されます。
今回ご紹介した内容は面接の優劣についてではなく、あくまでも社会人としてどうかといった内容になります。
マナーについては難しく考える必要はありませんので、相手の立場になって考えてみて良い印象を与えられるようにしてみましょう。
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