人材・組織リーダーシップ
-
リーダーシップ(leadership)
リーダーシップとは、自己の理念や価値観明確なビジョンと目標を示し、メンバーのパフォーマンスを最大化させることによって目標達成を実現する能力です。 魅力ある目標を設定し、またその実現体制を構築し、... -
マネジリアル・グリッド(Management grid)
マネジリアル・グリッドとは、理想とされるリーダー像に近づくためには、どのような自己革新が必要であるかを理解し実践していくことを目的にしている、リーダーシップに関する類型論の1つです。 リーダーシ... -
フィードバック(feedback)
フィードバックとは、目標達成に向けたアクションの軌道修正を行ったり動機付けをしたりするため、口頭もしくは文章を用いて行われる教育や指摘を、当事者に返すことを指します。 経営学では、人事考課の結果... -
パス・ゴール理論(Path goal theory)
パス・ゴール理論とは、代表的なコンティンジェンシー理論のひとつであり、リーダーシップの本質は「メンバーが業務目標(ゴール)を達成するためには、リーダーはどのような道筋(パス)を通ることがよいのかをメン... -
ネガティブ・フィードバック(Negative feedback)
ネガティブ・フィードバックとは、一般の意味で使われやすいのは、被評価者にとって望ましくない内容のフィードバックという意味ですが、被評価者の意欲や能力が望ましくない方向へ増幅してしまうフィードバックとい... -
動機付け・衛生理論(Motivation/hygiene theory)
動機付け・衛生理論とは、アメリカの臨床心理学者、ハーズバーグが提唱した職務満足および職務不満足を引き起こす要因に関する、モチベーション理論のことをいいます。 人間の仕事における満足度は、ある特定... -
トランスフォーメーショナル・モデル(Transformational model)
トランスフォーメーショナル・モデルとは、リーダーシップ行動の定義付けとして、「目標達成」と「価値創造」という2つの行動パターン軸で、考える行動理論のひとつです。 「目標達成」は論理重視、「価値創... -
チーム・ビルディング(Team building)
チーム・ビルディングとは、チームメンバーがそれぞれの能力やスキルを発揮しつつ、そのチームの規模、凝集性などを考慮し、一丸となって目標を達成するのに効果的なチームを編成する取り組みのことです。... -
チーム学習(Team learning)
チーム学習とは、アメリカの経営学者ピーター・センゲが著書「学習する組織」において提唱した「5つの訓練法」の一つで、チームメンバーが、チーム内外の人たちとの対話を通じて、自分たちのメンタルモデルや問題の... -
対象対応型リーダーシップ(Targeted leadership)
対象対応型リーダーシップとは、条件適合理論の発展モデルで、状況応変型モデルに類似したリーダーシップモデルの一つ。 意欲と能力の二つの軸で4つの領域に分類し、それぞれに対応した4つのリーダーの行動... -
自立革新型人材(Independent and innovative human resources)
自立革新型人材とは、昨今のグローバル競争環境下において育成が必要な人材モデルの一つ。 具体的には、組織へ順応することを意識しながら、独自の認識や思考力で市場の動き・変革を察知して、現状の組織の管... -
組織構造(Organizational structure)
組織構造とは、企業や組織の業務やその業務の責任、権限の仕組みなどを表したもので、職務の公式の分化と調整の方法を指しています。 組織構造の基本的なスタイルとして、ヒエラルキー型組織(機能別組織、事... -
状況適合(コンティンジェンシー)理論(Contingency theory)
状況適合(コンティンジェンシー)理論とは、組織がよい成果をあげるためには「環境」や「コンテクスト」に適応した構造になることが必要であるという理論です。 つまり、最適なリーダーシップ・スタイルとい... -
条件適合理論(Condition fitting theory)
条件適合理論とは、リーダーシップ行動として効果を発揮するためには、行動理論が示唆する4種類の行動のみではなく、この行動とプラスして環境条件に適合していなければならないとする考え方のことをいいます。 ... -
状況応変型リーダーシップ(Context-sensitive leadership)
状況応変型リーダーシップとは、現実的な運用を目指したリーダーシップ・モデルの一つ。 具体的には、自分と相手のタイプを4つの領域に分類し、相手の属する領域によって、それに合うコミュニケーションスタ... -
自己認知(Self-awareness)
自己認知とは、自分自身の価値観や、長所・短所を把握することです。 能力開発や仕事の選択に当たっては、自分自身が大切に感じる価値観や、自分自身の強み・弱みを的確に把握することが重要です。 ... -
職務再設計(Job redesign)
職務再設計とは、社員のモチベーションや業績向上のために業務範囲を見直すことです。... -
五段階集団発展モデル(Five-stage group development model)
五段階集団発展モデルとは、心理学者のブルース. W. タックマンが1965年に提唱した、チームビルディングにおける4つの発展段階が前進となり、のちに1つ段階が追加され、現在の五段階集団発展モデルへ発展... -
コーチング(Coaching)
コーチングとは、相手の話に耳を傾け、観察や質問を行いながら、相手の内面にある答えを導き出す目標達成の手法のことを指します。 一方的に答えを教える「ティーチング」とは異なり、相手の自発的な行動を促... -
コンピテンシー(Competency)
コンピテンシーとは、心理学者のマクレランドが提唱した、高いレベルの業務成果を生み出す特長的な行動特性の概念のことです。 コンピテンシーはあくまでも成果につながる行動特性であるため、単なる知識やス... -
コンテクスト(context)
コンテクストとは、文脈や背景となる分野によって様々な解釈がありますが、ここでは「状況や関係」を意味しています。 コンテクストは、ハイコンテクストとローコンテクストに分かれており、ハイコンテクスト... -
コンセプチュアル・スキル(Conceptual skills)
コンセプチュアル・スキルとは、「概念化能力」とも呼ばれ、知識や情報などを体系的に組み合わせ、複雑な事象を概念化して物事の本質を把握することで、個人や組織の可能性を最大限まで高めることができる能力のこと... -
行動理論(Behavior theory)
1940年代に登場した、組織の良いリーダーの取る「行動」に着目し、その行動を分析することによって、良いリーダーとは何かを研究し、生み出されたのが行動理論です。 優れたリーダーシップを発揮する人と... -
コミットメント(commitment)
コミットメントとは、達成すべき目標そのものを示す場合もあれば、達成すべき目標を定めた上で、未達成の場合は明確に責任を取るという責任についても明示した上で目標達成に臨む考え方や概念などを指しています。... -
構造的慣性(Structural inertia)
構造的慣性とは、組織が変革に直面する際、組織における安定を維持する方向、つまり既存のやり方に戻ろうとする動きのことで、組織変革の抵抗要因となります。 組織は構造的慣性を持っているために、組織変革... -
権限委譲(Delegation of authority)
権限委譲とは、エンパワーメントとも呼ばれ、与えられた業務目標を達成するために、組織の構成員に上司の権限の一部を、組織構成員に分け与えることをいいます。 権限委譲を適切に行うことによって、社員の能... -
ケミストリー(chemistry)
ケミストリーとは、個人が所属している組織のアウトプットを高め、個人の能力の総和以上の成果を得るため、組織外の他人や組織内の部署・部門、組織全体と調整を図り、調和している度合いのことを指します。 ... -
グループ・ダイナミックス(Group dynamics)
グループ・ダイナミックスとは、心理学者のクルト・レヴィンによって研究された集団力学のことであり、集団における人の行動や思考は、集団から影響を受け、また同時に、集団に対しても影響を与えるというような集団... -
グループ・シンク(Group sync)
グループ・シンクとは、集団・組織として早急に合意形成を図ろうとするプレッシャーから、その結論が正しいのかどうかの判断、また多様な視点から批判的に評価する能力が欠落する傾向のことをいいます。 集団... -
強制力(Force)
強制力とは、他人にある行為を強制する権力や威力のことです。とりわけ、罰則などの、受け手にとって苦痛となるものを与えることによって、影響を及ぼすことのできる力をいいます。 パワーを構成する5つの要... -
機能横断型チーム(Cross-functional team)
機能横断型チームとは、異なる機能分野のメンバーが、全社的な経営課題について解決策を提案するために集まった部門のことをいいます。 別名CFT(Cross Function Team)とも呼ばれ、複... -
期待理論(Expectation theory)
期待理論とは、組織における人間行動の心理学的分析の第一人者として知られているビクター・ヴルームが提唱したモチベーション理論のひとつ。 人がどのような心理的プロセスで動機づけられ、行動の選択とその... -
帰属理論(Attribution theory)
帰属理論とは、ある事象の結果の原因を何に帰属させるか、出来事や人の行動は何に基づいて起こったのかという原因を推論する理論のことです。 帰属理論には、起こった事象において、当事者本人に帰属させるか... -
学習する組織(Organization to learn)
学習する組織とは、システム思考を基盤としながら、個人とチームが効果的に変化する能力を継続的に開発している組織のことです。 組織学習の基本単位は個人ではなくチームであり、構成員の一人ひとりが皆自律... -
官僚制(Bureaucracy)
官僚制とは、管理運営の体系で、より合理的に集団や組織を管理することを基礎とし、安定性を確立した組織のことをさします。 組織論を提唱したマックス・ウェーバーによれば、組織や集団を管理する方法は、 ... -
寛大化・厳格化傾向(Generous and stricter tendency)
寛大化・厳格化傾向とは人事考課において陥り易い心理的傾向で、寛大化傾向は評価基準が甘くなることを指し、厳格化傾向とは評価基準が厳しくなることを指します。 最も望ましいのは公平的な評価ですが、評価... -
カッツ・ロバート・L(Katz Robert L)
カッツ・ロバート・Lは米国の経営学者で、ハーバード大学の教授です。 主にマネージメントに求められる能力の研究で知られています。 カッツはマネージャーに求められる能力を「テクニカル・スキル」... -
階層別教育(Level-specific education)
階層別教育とは、教育の対象者を勤続年数や資格能力等で階層別にし、その階層毎に必要なスキルやマインドを一貫的に同一に教育をすることを言います。 全員のレベルを相対的に上げることを目標としていること... -
エンプロイアビリティ(Employability)
エンプロイアビリティとは、従業員として雇用され得る能力のことを言います。 具体的に言うと、ある個人を取り巻く環境が変化した時、その変化に応じて柔軟に適応し、迅速な転職や異動ができる能力のことです... -
エンパワーメント・リーダーシップ(Empowerment leadership)
エンパワーメント・リーダーシップとは、部下が戦略に基づいた意思決定が主体的にできる組織を構築していくリーダーシップのことを言います。... -
エモーショナル・リーダーシップ(Emotional leadership)
エモーショナル・リーダーシップとは、ダニエル・ゴールマンによって定義された「リーダー自身の感情認識とコントロール」という内面的な部分に注目したモデルです。 エモーショナル・リーダーシップは、外面... -
エンパワーメント(Empowerment)
エンパワーメントとは、組織の構成員ひとりひとりが、改革や発展のために自律的に行動することを言います。 ビジネスにおいては「自律性の促し」と「支援」が重要です。 具体的には、業務目標達成に当... -
影響力(Influence)
影響力とは、他に働きかけ、決定や行動を返させる力のことを言います。 対人上、影響力を行使する方法としては、 ①脅迫や実際の力の行使による物理的な力 ②報酬の設定、またはペナルティーを設定す... -
X理論・Y理論(X theory/Y theory)
X理論・Y理論とは、1950年代後半にアメリカの心理・経営学者ダグラス・マクレガーによって提唱されたモチベーション理論です。 具体的には、人間の本質的な見方を、人間は生来怠け者で、強制や命令がな... -
アセスメント・センター(Assessment Center)
アセスメント・センターとは、人材評価の手法の1つでマネジメント能力の客観的評価や管理職としての正しい姿を多角的に評価する手法のことを言います。 昇進昇格時の審査に用いられることが多いです。 ... -
PM理論(PM theory)
PM理論とは「P機能(Performance function:目標達成能力)と「M機能( Maintenance function:集団維持能力)の2つの能力要素によってリーダシップは構成されている... -
LOC(ローカス・オブ・コントロール)(Locus of Control)
LOC(ローカス・オブ・コントロール)とは「統制の所在」とも呼ばれており、あらゆる行動や評価の原因を自己(内)または他者(外)のどこに求めるのかを分類する考え方です。 具体的には「自己解決型」「... -
7S
7Sとは企業戦略における7つの要素の相互関係を表したものです。 有能な企業では、これらの要素が互いに補い強化し合いながら戦略実行へ向かっているとされています。 7sはソフトの4sとハードの... -
360度評価(360 degree evaluation)
360度評価とは、人事考課における一つの評価方法で、従来のような直属の上司のみからの評価ではなく、様々な関係の人たち(上司、同僚、部下など)からの評価を基準にする評価方法です。 従来のような評価... -
SECIモデル(SECI model)
SECIモデルとは、野中郁次郎教授らが提唱した知識創造に焦点を当てた「ナレッジマネジメント」の中心的な枠組みのことです。 個人の持つ知識を4つのの変換をたどることにより、最終的に集団や、組織にお... -
カッツの3能力(Katz’s 3 abilities)
カッツの3能力とはハーバード大学教授のロバート・カッツがマネージャーの能力を3つに分けて整理したことです。 具体的な3能力として、「テクニカル・スキル」、「ヒューマン・スキル」、「コンセプチュア... -
クロス・ファンクショナル・チーム(Cross functional team)
クロス・ファンクショナル・チームとは名前にあるように、部門をまたいで様々な分野の経験や知識を持っている人たちを集め、会社全体に関わる経営をテーマに議論し、対策を練っていく組織のことです。 部門を... -
コンフリクト(conflict)
コンフリクトは日本語で訳すと、 (武力などによる)争い、闘争、や(主張などでの)論争、口論、または(思想・利害などの)衝突、軋轢と行った意味が挙げられます。 つまり、「コンフリクト」とは、それぞ... -
ナレッジ経営(Knowledge management)
「ナレッジ」は英語で”知識や知能”という意味をもっています。 ナレッジ経営とは、企業(個人)が持っている独自の知識を共有し応用しながら、新たな知識を創造し活用して経営していくことです。 新... -
準拠的パワー(Compliant power)
準拠的パワーとはパワーを構成する要素5つのうちの1つで、他人が尊敬するような人間のパワーのことです。 つまり、影響の受け手が送り手の経験や実績などといった、形作られた要素に魅力を感じるようなもの...